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「で、何があったの」
『えっと…大した事じゃないんです』
「大した事ないのにわざわざあの家出たりしないでしょ」
言いたくないなら言いたくなった時に聞かせて、と優しく言われる
優しくされただけで泣きそうになる
こんなにもダメージを受けていたんだ、とやっと気づいた
『いきなり呼んだりしてすみません…』
「謝るの何回目だよ、気にせずこっちで楽しめばいいじゃん」
『ありがとうございます』
何回目かわからない謝罪を思わず口から零すと、コッチを見ることは無いけど声色は相変わらず優しく諭してくれるそらるさん。
言葉を発したら、また謝罪の言葉が出てきそうだったから窓の外の景色をボーッと見ていると浦田家と同じくらいの豪邸が見えた
「A、着いたよ」
『あ、はい!』
「ん」
手を差し出され戸惑っていると、こうだろ、と手を引かれ支えられる形で車からおりる。お姫様がやるやつだよ…これ
車から降りてすぐ成人男性にしては少し高めの声が聞こえた
「おかえりなさい!!待ってました!」
「ただいま、A連れてきた」
「わー!待ってたんですよー!」
『わ、お世話になります!』
まふさんに飛びつかれよろ着いているとそっとそらるさんが支えてくれた。有難い…
まふさんが家案内したげるから来て!と嬉しそうにクルクルしてくれるから、嫌な事なんて忘れてしまいそうだ
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姫菜(プロフ) - 本当にとても素敵な作品で一気に読んじゃいました!!続編を公開するご予定はありますでしょうか? (9月20日 19時) (レス) @page50 id: 05e4a34920 (このIDを非表示/違反報告)
氷雪利(プロフ) - ぞ、続編のパスワード教えて欲しいです… (9月3日 12時) (レス) id: 9b1774a918 (このIDを非表示/違反報告)
月永悠(プロフ) - ああぁぁぁ………好こだ……更新頑張ってください!! (2019年10月18日 7時) (レス) id: 73f2911850 (このIDを非表示/違反報告)
ノン。叉は熊ねぇ(プロフ) - 更新されるたびに☆押しちゃう…←意味ない (2019年10月17日 22時) (レス) id: 873b1f45bc (このIDを非表示/違反報告)
sakako(プロフ) - あー、好きです!!(唐突)なんでもっと早く見なかったんだ私…!!と、思っちゃうほど面白くて一気に世界観に引き込まれてしまいました!応援してます!更新頑張ってください! (2019年10月15日 20時) (レス) id: d08b40b16f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くりーむぱん | 作成日時:2019年10月7日 19時