紫の彼 ページ10
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「よー似合っとるやん」
『え』
急いで部屋に戻ろうとすると、脱衣所を出てすぐのところで聞き覚えのある声に引き止められる
「足綺麗やな」
『え、ちょ、なんですか』
「そのパジャマ気に入った?俺が選んだんやけど」
『ありがとうございます…』
気に入ったか、と言われれば
手触りは良いし、いい匂いだし、気に入らないわけではない
ただ、短い
『あの、私はこれで…』
「えー、もうちょい話そうや」
『え、いいですけど…』
ほんなら俺の部屋行こーか、なんて優しく手を引くけど、笑顔は拒否権なんてねぇぞって言ってる気がしてならない
しばらく歩いていると紫のドアノブの部屋につく
「このドアノブが俺の部屋の目印やからいつでもおいで」
『紫…あぁ、志麻さんの目も綺麗な紫ですもんね』
「へぇ、惚れた??」
『そんな簡単に人に惚れたりしませんよ』
なんて微笑みながら言って気づいたけど、ちょっと失礼だったかな…?
いやでも別に志麻さんが私のことを好きな訳でもないし大丈夫かな
そんなことをフワフワと考えながら部屋に招き入れられると後ろでガチャっと鍵が閉まる音がした
「ここまであほやとは思わんかったわ」
『え?』
「夜に男の部屋に1人で来るとか何考えとるん?」
招かれたのにひどい言われようだ
なんてそんな反論する暇もなくベッドに投げられる
『あの、志麻さ「既成事実、作ろか」え?!』
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姫菜(プロフ) - 本当にとても素敵な作品で一気に読んじゃいました!!続編を公開するご予定はありますでしょうか? (9月20日 19時) (レス) @page50 id: 05e4a34920 (このIDを非表示/違反報告)
氷雪利(プロフ) - ぞ、続編のパスワード教えて欲しいです… (9月3日 12時) (レス) id: 9b1774a918 (このIDを非表示/違反報告)
月永悠(プロフ) - ああぁぁぁ………好こだ……更新頑張ってください!! (2019年10月18日 7時) (レス) id: 73f2911850 (このIDを非表示/違反報告)
ノン。叉は熊ねぇ(プロフ) - 更新されるたびに☆押しちゃう…←意味ない (2019年10月17日 22時) (レス) id: 873b1f45bc (このIDを非表示/違反報告)
sakako(プロフ) - あー、好きです!!(唐突)なんでもっと早く見なかったんだ私…!!と、思っちゃうほど面白くて一気に世界観に引き込まれてしまいました!応援してます!更新頑張ってください! (2019年10月15日 20時) (レス) id: d08b40b16f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くりーむぱん | 作成日時:2019年10月7日 19時