旧友の仲 ページ46
A「…それはヤダ。」
神楽「なら行くアル」
確かに…私が坂田銀時と一緒にいた記憶はここ最近のしかない。でも、大切だって気持ちはある。離れたくない、失いたくない。
行くしかない。
私と神楽ちゃんは走った。何人もの人を切った。
銀時「ッグアッ!」
A「お兄ちゃん!」
銀時「大丈夫だ…足撃たれただけ」
A「いや血が…。ッ!」
銀時「…よそ見すんじゃねェ、お前が死ぬぞ。マヨ方くんにでも習わなかったァ?」
Aの後ろに敵が来ていたのを銀時が切った。
パンッ………!!!
A「っぁ…」
桂「クッ…A!?」
神楽「A!!!」
銀時「おい…!?」
Aは頭を撃たれた。
Aのそこからの記憶は途絶えた。
.
〇病室〇
A「…ん」
銀時「起きたか…!」
あれ…私なんでこんなところに…?
A「あいつは…!?」
銀時「大丈夫、倒した」
A「良かったぁ…」
銀時「………。」
A「この包帯ウザいな…頭暑い」
銀時「…お前、こめかみの部分撃たれたんだよ。マジで死ぬとこだったからな」
A「そっかぁ…うん」
銀時「おい!なんで顔伏せるンだよこっち見ろ!」
A「………。」
銀時「…おま…A…なんで泣いてるんだよ…。」
A「ごめん…ごめんなさいお兄ちゃん…本当にごめんなさい…私記憶…戻った…。」
銀時「…は?」
A「起きてお兄ちゃんの顔みて、涙止まらなくなった。全部思い出した。私、トリップしたのは前世の記憶だ。」
銀時「あ…え…撃たれたことで記憶が戻ったって言いたいのか?」
A「うん、そう。ってか…小太郎兄ちゃんはいたけど晋助兄ちゃんは?どこにいるの?会いたい」
銀時「高杉は…ダメだ。」
A「どういうこと?松陽先生は?救えたの?どこにいるの?まさか晋助兄ちゃんと松陽先生死んでないよね?」
銀時「高杉は…生きてるよ、生きてるけどダメだ。」
A「高杉は…って!意味わかんないよ!」
するとドアがガラッと開いた。
が、気にせずAは喋る。
A「松陽先生は死んだの?!嫌だよ!ねえ!お兄ちゃん!そんなこと言わないでよ!」
桂「A…?」
A「小太郎…兄ちゃん」
桂「お前記憶が戻ったのか?!」
A「ッ戻ったよ…!!」
桂「Aッ…!」
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作者名:紅茶 | 作成日時:2021年9月21日 18時