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銀時「お、俺の弱点を…全て克服した…パーフェクトな…坂田銀時…。え？なに？要するに平たく言うとどういうこと？」
たま「プラモデルです。」
銀時「なるほどォ。プラモデルだったのかぁ〜…って納得出来るかボケェ！！！！平たすぎるだろ！もうちょっと色つけろ！いくらなんでもプラモはねェだろ！嘘だろ！嘘だと言ってよ！！！」
たま「最近のプラモデルは組み立て前から塗装済みです。」
銀時「誰がプラモデルに色つけろつったよ！？なんでんなもんが存在してんだァァァ！？」
たま「先程述べた通りです。」
まあ要すると、お兄ちゃんが仕事で家を空けている時に猫の手でも借りたくなった神楽ちゃんと新八くんは、源外さんにお兄ちゃんの代わりを作ってもらったって訳。
リーダーを超えた完全なるリーダーが坂田金時。
完全なるリーダーは万事屋として色々な事件を解決し活躍しまくって街のヒーローとなった。
たま「しかし、顔役になっても彼は止まらなかった。銀時様代行という唯一の使命を全うする為、彼が選んだ道は…本物の万事屋のリーダー、つまり銀時様をこの街から人々の記憶から完全に抹消する事。」
銀時「……」
たま「彼は特殊な催眠波によって皆様の脳内の記憶を操作し、銀時様の記憶を抹消し、自分の記憶へと書き換えたのです。」
たま「私と定春様が記憶を失わなかったのはカラクリと獣には彼の洗脳は効かなかったからです。」
銀時「おい待て。それは分かったけどAは何でだよ？」
A「…」
たま「何故でしょう、私にも理解しかねます。もしかしてカラクリ…」
銀時「なわけあるか！！！」
A「…もしかしたら…。」
定春「ｸｩｰﾝ」
私がトリップした特別な人間だから………？
銀時「……たまには言ってもいいんじゃねェの」
A「お兄ちゃん…。」
たま「どうかされました？」
A「いや…あの。もしかしたらなんだけど…坂田金時の催眠波が聞かなかったのは、私が特別な…人間だからかも。」
たま「特別…どういうことでしょうか？」
A「私、実はこの世界の住人じゃなくて…。いわゆる異世界トリップしてきたの。だからここ最近の記憶しかなくて。この体はずっとお兄ちゃんといたんだろうけど、私の記憶にはない。昔の、坂田銀時との記憶はここ最近のしかないんだ。」
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作者名：紅茶 | 作成日時：2021年9月21日 18時
