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『もしもし?』

帝統「おっ!久しぶりだな。A!」

『その声は帝統さんですか?』

帝統「正解だ!よく分かったな!」

『何か用事ですか?』

帝統「あー、そーなんだけど。お前、今、外に出られるか?」

『はい、出られますけど。』

帝統「実は今、お前の家の近くの公衆電話からかけてんだけどよ。お前の家、妙にガードが強いから怖いんだよ。」

『あはは…なるほど。分かりました。今、出ますから。』

帝統「おー。」

今日はお兄ちゃんが用事があると言って朝からいない。
だからガードが強いんだ。

『…さてと、出ようかな。』

一応、置き手紙を置いて玄関を開ける。
どこに行くのかとお兄ちゃんの部下の人に聞かれたから、図書館に行ってくるとだけ言っておいた。
…いくらFlingPosseとMAD TRIGGER CREWが仲が悪くないとは言え……お兄ちゃんの事だから僕と男の人が一緒にいるのさえ許さないだろう。

帝統「よっ!」

『どうしたんですか?珍しいですね。』

帝統「…実は。」

『?』









『……なるほど。乱数さんが。』

帝統「頼むっ!乱数の機嫌を治せるのはお前しかいねぇんだ!」

『…分かりました。やれるか分かりませんが出来るだけのことはやってみます。』

帝統「おぉ!マジか!サンキュー!」

『ところで、その肝心の乱数さんは今どこに?』

帝統「乱数は今、仕事のモデルが決まらないーだとかなかなか良いアイディアが浮かばないーだとかで相当イライラした状態で事務所にいると思うぜ?」

『…((やっぱりやめようかな。行くの。』

帝統「その顔は…やっぱり行くのやめようかな…とか思っただろ。」

『……思ってませんよ。((心が読めるのかな。帝統さんって。』

帝統「んじゃさっさと行こうぜ。あの幻太郎でさえ、近づかねぇんだ。」

『プレッシャーが凄いんですが。』

帝統「大丈夫だ!お前なら出来る。」

『どこから出てくるんですか。その自信。』

乱数さんのイライラした姿は見るのがはじめてで、あのお兄ちゃんでさえ恐れてる。
相当怖いんだろう。









可愛らしいコーラルピンクのドアにRamuda Amemuraの文字。
僕の一歩後ろで帝統さんが頑張れよと言うようにガッツポーズをしている。
勇気を振り絞ってドアをノックする。

コンコンッ

『あ、あの。乱数さん?Aです。入りますよ?』

返答がない。
寝ているのかな?
でもパソコンのキーボードをたたく音が聞こえるから寝てはいないはずだ。

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おっふ - え、、続きをください。(土下座) (2019年7月13日 8時) (レス) id: dfac6954d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アクア | 作成日時:2019年2月12日 23時

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