【ヒプノシスマイク】末っ子

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一郎｢2日間ってあっという間だったな！｣

『はい。お世話になりました。』

二郎｢また遊びに来いよ。｣

『その時は連絡する。』

三郎｢またゲームしましょうね！｣

『僕もその時までには腕極めておくね。』

山田家を後にした僕は外にある黒塗りの車に乗り込んだ。

左馬刻｢久しぶりだな、A。元気にしてたか？｣

『お兄ちゃん！良かった。なんにもなくて。』

左馬刻｢なんかある訳ねぇだろ。…それより。アイツになんにもされてねぇよな。｣

『アイツって…一郎さんのこと？何もなかったけど…どうして？』

左馬刻｢いや、なんにもなかったならいい。｣

『？』









2日間ぶりのヨコハマはいつも通り晴れていて何も変わらない。
事務所もいつもと何も変わらなかった。

『やっぱり、事務所が一番落ち着くなぁ。』

いつも通りの定位置。
ソファの端に座る。
明日からはいつも通りの日常に戻る。
それが何より僕の一番の幸せ。

『あ、そう言えば…。』

明日、夢野幻太郎先生の小説の発売日だった。
乱数さんのチームにいたのがあの夢野幻太郎先生だったとは思わなかったなぁ。
てっきり冗談だとばかり思ってたから。

『夢野先生の小説は人気だからすぐなくなっちゃうし…明日の朝、本屋さんが開店したらすぐ買いに行かないと。』

これで明日の楽しみが出来た。

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