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その日の試合はカナダで
いろんな国の選手がいて
とにかくハイレベルな戦いだった


私はどちらかというとメンタルは強いほうじゃないから結構緊張してたなぁ…思い出すだけで脈が上がる


緊張が見て取れたのかその時も結弦は声掛けてくれて
その時はやたら真剣な顔してた
Aさんの滑り楽しみにしてますねってとびきりの笑顔で言ってくれて急に緊張がほぐれたの
そしたら


『今日、男子で優勝したら伝えたいことがあります、連盟側には数分貰えるように頼んだのでもし金メダル取ったらリンクに来てくださいね!』



って
あまりにも唐突でうんしかいえなかった(笑)


もちろん結弦は優勝
しかも自己ベストを大きく上回る得点で
会場も実況も、テレビの前の人たちもきっと声を上げて彼を讃えたでしょう


するといつも選手の名前を呼ぶアナウンスの女性が


[Ms, Sorano! Please come here!]


急に私の名前を呼んだ
私の名前が会場にこだまして観客の人たちもきょとんってしてた



そりゃそうだよね女子の演技はとっくに終わってて今終わったのは男子だし
一番驚いたのは私だけど(笑)





慌ててエッジカバーを外して恐る恐るリンクに降りたら中心には結弦がいた

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設定タグ:短編集 , 羽生結弦   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:星羽 | 作成日時:2018年2月20日 0時

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