【シャドウサイド】続章〜1〜妖魔界と鬼族

9☆ナツメとハルヤ ページ9

部活からの帰り道。

私はいつも、家に帰ってカバンを置いたらすぐ妖怪探偵団にいっている。

今日は部活が長引いたからまたアキノリに『時間厳守！』って言われそうだ。

少し急ぎ足になったとき、

「天野ナツメ！」

後ろから誰かが私を呼んだ。

私をフルネームで呼ぶのは１人しかいない･･･。

「あ、酒呑くん久しぶり！妖魔界に帰ったんじゃなかったの？」
「ああ、妖魔界は人間界に比べ退屈だからな！(家事が全くできないだなんて言えないな。)」

「酒呑くん、顔が青いよ・・・？」
ナツメが少し心配そうに聞いてくる。

「いつも通りだ。それはそうと、少し頼みごとが･･･。」


「え、『姫〜！』って言ってたことは忘れろ。今後一切触れるな。って言われてもな？」

「あれは俺の黒歴史だ・・・！」
「こっちにとっても黒歴史よ･･･。で、酒呑くんまた学校くるの？」

ハルヤは少し考えてから

「行くかもしれんが。なぜだ？」と不思議そうに聞いた。


「酒呑くんは家の都合で転校したことになってるし、島之内先生は急ぎで九州に転勤したことになってるから。」

「わかった。もう一度校長を洗脳しておこう。じゃあ。」

ハルヤは有星神社の方へ歩いていった。
その後ろ姿をみながらナツメは、(洗脳って･･･。酒呑くん性格、前に戻ったのね。)と思ったのだった。

10☆アキノリとハルヤ→←8☆そこから

ラッキーアイテム

ケースケのTシャツ

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す