陸年目 ページ8
__「頼むよ!!」
炭治郎からの無言の質問に独り言をしながら(なんなら乗ってきてほしかった。)耐えていた時、突如として道端から大きな声がした。
「頼む頼む頼む!!結婚してくれ!いつ死ぬかわからないんだ俺は!」
だから結婚してくれ!!と叫んでいる…鬼殺隊員か?が女の人に泣きわめいている。だからがとびすぎだろ…。
呆気にとられながらも、女の人は嫌がっているようなので、男を引き剥がす。
うだうだ泣き叫んでいたが知ったこっちゃない。
「いきなりすいません。もう大丈夫ですので、気をつけてお帰りください。」
安心させるように笑顔を浮かべながら謝り文句を言う。伊達に長く生きちゃいないさ。
何回このセリフを言ってきたか…最近ならあの自由奔放なあいつの為に言ってたな…。
思わず遠い目になりながら男の方に向き直ると、女の人に打たれていた。帰ったんじゃなかったのね。いつの間に後ろに回ってきたの。
あらら、何やら揉めている。ここはじじいが手を出すところじゃないな。
「それだけ元気なら大丈夫ですね!さようなら!」
今度こそ本当に帰るようだ。随分と怒ってらっしゃったけど。
「なんで邪魔するんだ…ってなんだその目は!」
炭治郎がとんでもないようなものを見る目で見下している。炭治郎にあんな目をさせるとは…会って数時間しか経ってないけどね。
「ハイハイ。そこまでー。終わり終わり。」
「…あんた誰だよ!!」
もしかしなくても認知されてなかった?いやまぁね?認知されるほどの人間じゃ無いけどね?最初に止めたのはだれだとおもってるんだ。
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平凡(プロフ) - ゆんさん» わぁ!!ありがとうございます!!初コメです!!!!まだまだこれからですが、よろしくお願いします笑 (2019年9月23日 21時) (レス) id: 75fb7e6fb8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - めっちゃ面白いです!!!! (2019年9月21日 20時) (レス) id: 19c16fa711 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:平凡 | 作成日時:2019年5月20日 0時