検索窓
今日:3 hit、昨日:15 hit、合計:20,748 hit
.



それは突然だった。

目が覚めると、見知らぬ天井が見えた。


ぼやける視界を瞬きを繰り返し、はっきりさせる。





「...大丈夫か?」







横から聞こえてきた見知らぬ声。
ボーッとする頭のまま、右に顔を向ける。







「どこか痛いとことかないか...?」





そう聞いてきたのは、兎のような顔立ちの男の人だった。




『..誰...?ここは、?』




私がそう言うと、男の人はふにゃりと笑った。





「俺は桐生戦兎。天っ才物理学者だ。」



『桐生、戦兎...私の名前、は...った...』






痛い。


頭が痛い。



名前を思い出そうとしたら頭が痛くなった。



まるで、思い出すのを何かが邪魔をするように。






『ごめ.なさい...名前を思い出そうとしたら、頭が痛くなって...っ、何かが邪魔してて....』





頭を両手で抑えながら言うと、突然、桐生さんは私の頭を優しく撫でた。



その手は、まるで壊れ物を扱うように。







戦「名前なら俺が付けてやる。」







これが私と戦兎の出会い。




戦兎に出会ったおかげで私はかけがえのない仲間と出会うことができた。







それが、ものすごく悲しい話の始まりでもあった。






.執筆状態:更新停止中


















おもしろ度の評価
  • Currently 9.93/10

点数: 9.9/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
96人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ハッチ(プロフ) - 続き楽しみにしてます! (2019年3月4日 1時) (レス) id: 18c425cf9d (このIDを非表示/違反報告)
ガートショコラ(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2019年1月7日 14時) (レス) id: b47dbef55f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のん x他2人 | 作成日時:2019年1月6日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。