君のきみとキミ（１０） (ページ23)

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お互いにページ23

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ピンポン、とチャイムが鳴った。

母「ん？誰だろ、、」

あ「あっ、ごめんあたし！亮ちゃん」

母「あら～っ！また来てくれたの？優しいね♪」

あ「ふふ、、うん。いってくるね。遅くはならないから」

母「別に遅くなってもいいのよ、亮くんは信用してるから♪」

あ「わかった(笑)」

急いでカバンを手にドアを開けると、気まずそうに俯いている亮ちゃんが目に入った。

あ「亮ちゃん！！」

錦「 A、、」

あ「 …ごめんね」

錦「んーん、俺こそごめん。朝来るって言うたのに… 」

あ「亮ちゃんは悪くないよ！」

錦「仲直り、できたん？章ちゃんと… 」

あ「うん、出来たよ。」

錦「 …そっか、良かったやん」

お互い何故か謝りあって、それがなんかおかしくて笑っちゃったら、亮ちゃんもなんやねんって笑ってくれた。

あ「章ちゃんね、もう変な人と付き合わないって」

錦「 …そ、か。安心やな」

あ「うん！もう安心だね。」

錦「その傷どうしたん？」

あ「ま、昨日色々あったんだよ！(笑)」

錦「なんやねんそれ(笑)」

亮ちゃんはそれがなんだか分かったように、それ以降は何も聞いてこなかった。

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