SWEET SWEET３ (ページ35)

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ぎゅって手を恋人つなぎして、ふたりでゆっくりベッドに横たわる。

何もしなくたってこの時間が一番幸せ。

りょうくんが隣にいる、

その事実が何よりもあたしの心をあたたかくする。

錦「俺がもうちょい出世したらさ…外国で式あげへん？」

あ「えー？外国？(笑)」

錦「みんなの記憶に残るような盛大な結婚式にしたいねん。」

あ「でも、、それもいいかもね」

錦「それに、Aの人生で一番幸せな日にしたいからさ」

あ「りょうくん、、」

錦「なんか、、めっちゃ恥ずかしなってきたわ(笑)」

あ「りょうくん大好き、、ありがとう」

あたしがおばあちゃんになっても、隣にはりょうくんがいてくれるかな？

きっと会社でも人気者のりょうくん。

いつかはあたしに飽きちゃうかもしれない。

だけどそんな不安さえ、りょうくんは持たせてくれない。

錦「 Aが、、俺の人生最後の女やから」

あ「りょうくん… 」

錦「 …A、ええ？」

あ「うん、、あたしも、りょうくんがもっと欲しい、、」

錦「 …それズルイわ。…じゃあ遠慮なく。」

熱い紅茶のなかでとろとろに溶け合うあまいあまい角砂糖。

最後のひとつぶまで、ふたりで飲み込もう。

(( end ))