SWEET SWEET３ (ページ1)

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このメロディーは永遠に(赤) ページ1

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ピッ、ピッ、ピッ

生まれて18年。
規則正しい機械音が鳴るこの部屋からはたぶん、もう出られないだろうと思う。

病気のせいで重くて動かない身体では自分で何かすることもできないからこんな日は一日中寝たきり。

渋「 Aー、来たで」

あ「すぅ、、」

暇があれば私の病室に遊びに来るこの人は渋谷すばるっていうアイドル。

ひょんなことから彼と出会って、何故か気に入られてしまったみたい。

私の何を気に入ってここまでしてくれるのかは知らないけど、1人の部屋は寂しいから助かってる。

渋「どうや？調子は」

あ「まぁ、、」

渋「顔色はええな」

あ「 …せんせいにも、いわれた」

渋「でも今日はしんどい日か」

あ「 …そう」

もう私の顔や動きをを見ただけで体調が分かるくらいになってきたらしい。

Aのこと理解できるようなった！ってこの間嬉しそうにしてた。

渋「俺な、今日は2時間くらいおるからな」

あ「 …ごめんね」

私がこうやって謝るといつもすぅは私を怒る。

渋「もう、俺が来たくてきとるんやから謝らへんの。」

あ「んー、、」

渋「こーら、A。遠慮せんって約束やろ？」

すぅは私と一回り以上離れてることもあって、妹みたいに思われてるんだと思う。

でもたまに、分からなくなる時がある。

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