高嶺の・・・Ⅱ【ONEPIECE】 (ページ6)

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42話ページ6

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ﾙﾌｨ「ゾロが……消えた……！！」

ｳｿｯﾌﾟ「てめェゾロに一体何しやがったァ！
今…たった今目の前にいたのに！！」

新たに現れた〝本物〟の七武海と、仲間が消されたことによって暴走をはじめたチョッパーによって、更なる大被害が起ころうとしている。

『あっちが危ない』

戦桃丸「おめェは行かせねェよ！」

戦桃丸がウソップ達の方に助けに向かおうとしていたAを足止めしようとしたが、暴走しているチョッパーが敵味方問わず攻撃を始めた。
レイリーも黄猿を足止めするので精一杯のようだ。

ﾙﾌｨ「あいつゾロに何したんだ！？
どこに消した！！」

戦桃丸「あいつの肉球で弾かれた人間はウソか本当か三日三晩空を飛ぶというぜ」

しかし、飛ばした場所は本人にしかわからない。少なくともこの島にも、すぐ会いに行ける様な場所にも居ないことは確かだ。遥か海の裏側の可能性だってある。

それからクマはウソップ、ブルック、サンジ……と、3人もどこかに飛ばした。

ﾙﾌｨ「…………何だよ
どうしたら……！！」

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ﾚｲﾘｰ「向こうの事態が尋常ではないな…！
何とか力を貸したいが…歳は取りたくないものだ」

黄猿「海軍大将一人止めといてまだ欲張られちゃあ
わっしの立つ瀬がない、いい加減にしなさいよ」

ｸﾏ「冥王、レイリーだな……」

今までルフィ達を飛ばしていたクマが黄猿と対峙していたレイリーの真横に現れ、周りに聞こえないように〝何か〟を言付けた。

ﾚｲﾘｰ「…………お前の言う事を私に信じろと？」

ｸﾏ「貴様の自由だ……
おれも立場を危ぶめている」

黄猿「おめェ一体どういうつもりだい…くまァ」

ｸﾏ「政府の息のかからない事例では我々が海軍と仲良くする義務はない……
質問には答えない」

『麦わらくん？！』

Aの叫び声で動きを止めていたレイリー達は一斉にそちらの方を向く。
そこには、ルフィ以外の麦わらの一味は全員バーソロミュー・クマの手に寄ってこの島から飛ばされていた。

ﾙﾌｨ「……何だおれは……！
……仲間1人もﾞ…！救えなﾞいﾞっ……！！」

ｸﾏ「もう二度と会う事はない……
さらばだ」

ﾙﾌｨ「！！」

Aがルフィを掴もうと手を伸ばすがそれは虚しく空を切るだけで終わった。

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偉大なる航路(グランドライン)
シャボンディ諸島 12番GRーーー

この日船長モンキー・D・ルフィ率いる海賊団
〝麦わらの一味〟はーーー

完全崩壊を喫した