高嶺の・・・Ⅱ【ONEPIECE】 (ページ7)

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43話ページ7

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誰もが今、目の前で起こった事実を受け止めきれていない中、黄猿はいち早く動きAの腕を拘束し地面に押し付けた。

『っ………』

黄猿「くまァ、これは重大な問題だよォ
どう責任取るつもりだィ」

ｸﾏ「…………」

戦桃丸「このくま公！
あくまでも黙秘って訳か……！」

クマは黄猿に組み敷かれているAの前に立つと、耳を疑う事実を口から放った。
その言葉に事の詳細を知っていなかったAとレイリーは言葉を失った。

『今………何て……』

ｸﾏ「白ひげ海賊団 2番隊隊長
ポートガス・D・エースの公開処刑が決まった」

『そんな……エースが……』

Aは唇を血が滲むほど噛むと、上に乗っている黄猿を退かそうともがき始める。
あのエースが捕まるはずが無い……。と心の中で思っていても、実際に起ころうとしている事実は現実を突き付けてくる。

黄猿「おっとォ……
あんまり暴れなさんなァ」

『くっ………
……父様たちがそれを許すはずが無い！
海軍(あなた達)は白ひげ海賊団の全面と戦争を起こすとでも言うの？！』

黄猿「これはもう決定事項
今更キミが足掻いた所で何も変わらないよォ」

「だから、大人しくしなさいよォ」と言った黄猿は急所をわざと外し、光のビームを3発Aの体を貫かせた。

『がっ……』

ﾚｲﾘｰ「A！？」

黄猿「おっとォ
あんたは手出し無用でお願いしますよォ」

攻撃をもろに受け気を失ったAを助け出そうとしたレイリーを黄猿に指示された戦桃丸が止める
その歳にクマがまた一言レイリーに告げ、その場から去って行った。

戦桃丸「オジキ、おれ達もそろそろ戻るぞ」

黄猿「そうだねェ」

Aを肩に担いだ黄猿は一瞬レイリーに目を向けると、攻撃して来ないのを再度確認し、背を向け沿岸に止めてある軍艦に戻って行った。

ﾚｲﾘｰ「…………戦争が起こる
海が……いや、世界が荒れるぞ……」

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ーープルプルプル……ガチャ

黄猿「もしもーし、こちらボルサリーノォ
センゴクさんですかァ」

ｾﾝｺﾞｸ「黄猿？！貴様どういう事だ！？
麦わらの一味を全員逃がしたらしいな！
天竜人がお怒りだぞ！どう責任とってくれる！」

黄猿「………そんな怒らんといて下さいよォ
ちゃんとそれなりの手土産も用意してありますからァ」

ｾﾝｺﾞｸ「手土産？」

黄猿はAを見ながら、捕らえたことをセンゴクに告げた。

ｾﾝｺﾞｸ「……では、インペルダウンへ連れて行け」