高嶺の・・・Ⅱ【ONEPIECE】 (ページ23)

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59話ページ23

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「「おぉぉぉぉぉぉ！」」と掛け声を上げた白ひげ海賊団達は各々指示を出された場所に向かって行った

？「…姉さん！」

『…サッチ？！』

ｻｯﾁ「姉さん！」

4番隊の隊員たちの後ろから、元気そうなサッチが現れAは目に涙を浮かべながら愛しい弟に飛びつかんばかりの勢いで抱きついた
それを難なく抱きとめたサッチは苦しいぐらいの抱擁でAを抱き締め返す

『生きててよかった…』

ｻｯﾁ「姉さんのおかげだ…ありがとう」

「おかげだ」と言われたAだが、何をしたのかよく分からず頭にハテナマークを浮かべたが、マルコの咳払いで積もる話はこの戦争が終わってから。ということになりサッチも隊員たちを連れて指示場所に向かった

『じゃあ…お願いね、マルコ！』

ﾏﾙｺ「了解！」

Aが先に走り出し、単身で突っ込んで来たと勘違いした海兵が迎え撃とうとするがその後ろから獣化したマルコが現れ、Aは海軍と衝突する前に綺麗にマルコの背中に飛び乗り、空に舞い上がった

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白ひげのクルーたちを他所にほぼ先陣を切って突っ走っているルフィは上空で青い鳥に跨りながら下で戦っている仲間を愛銃で支援しつつ、電伝虫で指示を飛ばしているAを見つめている

シャボンディ諸島でひと目見た時にも感じたが、Aを見ているとどこか懐かしさを感じる所がある
その時が初めての出会いだったが、昔にも会っていたような錯覚を起こしていた

ﾙﾌｨ「はぁ…はぁ…なァ、ジンベイ」

ｼﾞﾝﾍﾞｲ「どうした、ルフィくん」

ﾙﾌｨ「あいつって…強いのか…？」

ｼﾞﾝﾍﾞｲ「ん？……あぁ、Aさんか…
強いとも、隊長達と互角かその上じゃ」

そんな事を話しながら走っていると前から海兵が接近している事に気付くのが遅くなってしまった
ジンベイがルフィに手を伸ばすも一足遅く海兵の刀がルフィに当たる直前に上から海兵に向かって銃弾が落ちてきた

ﾙﾌｨ「あり？」

『大丈夫？麦わらくん』

ｼﾞﾝﾍﾞｲ「Aさん、すまん！助かったわい」

『気にしないで
私たちがフォローするから麦わらくんはエースの所に走って』

ﾙﾌｨ「あぁ！ありがとう！」

元気よく助けてくれたAに手を振りながら再び走り出したルフィとジンベイを見届けて、Aは再度下で戦っている仲間たちに目を向け直した

先程からどこか引っかかる所がある…。海軍が圧されているのは確かだが、それから逃げるのとは違う別の逃げ方をしている