高嶺の・・・Ⅱ【ONEPIECE】 (ページ22)

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58話ページ22

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白ひげ「忠義心の強ェお前の真っ直ぐな心さえ…
闇に引きずり落としたのは……一体誰だ」

ｽｸｱｰﾄﾞ「海軍の反乱因子だ…
お前を刺せば部下は助かると！！」

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赤犬【わしはこの作戦に反対なんじゃ
この戦いで討つべきは〝白ひげ〟！！】

【それをみすみす逃がすとは以ての外じゃァ
わしに協力するならお前を助けちゃる】

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『赤犬がそう言ったのね……』

白ひげ「親の罪を子に晴らすなんて滑稽だ……
エースがおめェに何をした…！？」

「仲良くやんな…エースだけが特別じゃねェ…
みんなおれの家族だぜ……」

『父様』

傷口を抑えながら立ち上がる白ひげを見つめるAの目にも家族を騙した海軍に対しての怒りが満ち溢れている

白ひげ「おれが息子らの首を売っただと……！？
海賊なら！！信じるものはてめェで決めろォ！」

能力を使って氷を砕き、パシフィスタに狙われている傘下の海賊たちの退路を作り上げた白ひげは息を吸い込み覇気を含んだ声で叫ぶ

白ひげ「おれと共に来る者は
命を捨ててついて来い！！」

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『スクアード』

ｽｸｱｰﾄﾞ「姉さん……
おれァなんて事を……」

ﾏﾙｺ「泣く事が報いる事かよい」

『マルコの言う通りよ
泣いてる暇があるなら立ち上がり家族(エース)を救い出す為に戦いなさい』

Aとマルコも広場に降り立った白ひげに続き戦闘が繰り広げられている広場に降り立つ
ゆっくりと白ひげの隣に立つとAは指示を仰ぐ

白ひげ「息子達を率いて
この戦況を変えろ」

『了解』

Aがスッ。と手を挙げるとそれが合図かのように散り散りにちっていた隊長達のみ集まり、その場に跪いた
その姿は異様だ。実力ある隊長達が1人の女に対してあそこまで忠実に頭を下げているなど
けどそれはAの実力を知らない者たちが見ている視点からであり、理解している者たちは次起こりうる〝悲劇〟に体を震わす

『1～6番隊は右、7～12番隊は左、残る隊と2番隊は私に続き正面から
各隊長達は自分の隊を指揮しつつ傘下の海賊との連携も怠る事のないように』

「「「「了解！」」」」

『マルコは私を乗せて上から支援をお願い』

ﾏﾙｺ「了解」

上げていた手を胸元……〝心臓〟の上に掲げるとそのまま目を閉じ言葉を紡ぐ

『この戦場の勝者は我々白ひげ海賊団になる！
己の力を余すことなく使い、仲間を助け出し
全員で家に帰る！それだけを胸に武器を取り』

『海軍を滅ぼせ!!』