高嶺の・・・Ⅱ【ONEPIECE】 (ページ19)

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55話ページ19

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戦況はどんどん進んでいき、多くの者が血を流しながら倒れ息絶えていくーー
その中、ルフィから情報を得た白ひげは電伝虫を使い傘下の海賊団の船長達に指示を飛ばし始めた

「センゴク元帥！
新世界の海賊達の動きに変化が！」

ｾﾝｺﾞｸ「左右にそれたな……」

指示を出された傘下の海賊たちはそれぞれ左右に位置されている軍艦を狙い始めた

ｶﾞｰﾌﾟ「いい読みじゃ……
勘づいたな？白ひげ」

ｾﾝｺﾞｸ「つまらん誘導にも乗らんか……
少々ヤボだったかな……
だが、勘を働かせて防げるものじゃない…！！」

刻々と迫る処刑時刻を前に、次々と明らかになった衝撃な事実

鉄壁の大監獄〝インペルダウン〟でまさかの200人を超える大脱走劇と戦場へなだれ込むその名だたる凶悪な囚人達

目の前に映し出されるのはまるでこの世とは思えぬ光景
世界の歴史を塗り替える程のまさに頂上決戦！！

世界中の人々はただ息をのみ、ここに託された揺れ動く未来を見守る事しかできない

『………え』

ｴｰｽ「……………」

処刑台にエースの首を奪る為に駆り出された処刑人が刃を持って登ってくる
予定されていた処刑時刻よりだいぶ早く処刑の準備が始まっていく光景が映像で世界へと流れる

ｾﾝｺﾞｸ「直ちに映像電伝虫の通信を切れ！
我々に対し世界が不信感を持っては困る」

『エースの処刑を早めるつもり……！』

ｾﾝｺﾞｸ「何も世界へ知らしめる必要などない
我々の〝勝利〟その2文字だけでいいんだ」

『この手の枷さへ無ければ……！』

広場が騒がしくなったと思っていたら、湾頭の方から何やら巨大な影が氷の裏を通って回り込んで来ていた

白ひげ「アレが噂に聞く
政府の〝人間兵器〟か……」

ﾙﾌｨ「シャボンディ諸島にいたくまみたいな奴ら！」

湾頭に立ち並ぶのはシャボンディ諸島において、ルフィ達を壊滅へと導いた張本人たち………
政府の人間兵器、〝パシフィスタ〟

戦桃丸「さァおめェら！！
待ちくたびれたぜやっと出番だ！！」

〝開戦〟より約一時間半の死闘を経た頃ーー
海軍が大きく仕掛けるーー

〝戦争〟は急速に流れを変えーー

最終局面へと一気に雪崩込む！！

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ガシャガシャと腕に付けられている枷を外そうともがくA。
下手に動けば錠が爆発してしまうが、今はそれを躊躇している暇なんてない

止めに入るセンゴクの言葉を無視し動き続けているとAの真後ろから黒い影が飛び出してきた。

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次に。