【銀魂・沖田】隊長の裏側

隊長の真似です(7) ページ8

隊長に『なにも』って言われた後、私は万事屋の三人を見てしまった。



なんか嫌だな…。



胸の奥がざわざわする。



あれ…隊長だ……



部屋戻る振りして三人のとこ行ってたんだ…。



なんだろう…なんでかな……泣きたくなっちゃった……。



あぁ…やばい……涙が止まんない



どうしよ…誰かにでも見られたら……



沖田隊長と目があった。



…一番見られたくない人に見られちゃったな……



隊長、不思議そう。



あれ、また話に戻っちゃった…



神楽ちゃんは…いいな



…あれ？私嫉妬してるのかな…？



でもなんで三人いるなかの神楽ちゃんにだけなんだろ…



まぁ…いいや……仕事関係なんだろうし……








隊長…ごめんなさい



そりゃあ私よりも仕事だよねってそう思ってるはずなのに



もしかしたら私の事も『気にしてくれてるかも』って思っちゃう自分もいるんだ……



ホントッ…ごめんなさい………



「Aさん」



「たい……ちょう…？」



ウソ。さっきまでソコにいたのに……。



「Aさん、ごめんなせィ。」



「え……？」



どうゆう事……？



「ただ……万事屋にちょっとお願いしてたもんで…」



「……別にっ…気にしてませんよ…？…っ…」



泣けて、声が途切れる。



「じゃあ、どうして泣いてるんでィ」



「べっ、別に…泣いてなんか」



急いで涙を拭こうとする私の手を隊長が掴む。



「っ…！…離してくださいっ…！！」



隊長の手が私の手から離れていく。



ヤダ。離さないで…



「っ！？」



一瞬で体が宙に浮いた。



隊長にお姫様抱っこをされたらしい。



隊長の息が首にかかってこしょばゆい。



「隊長…降ろしてください。誰かに見られたら恥ずかしいです…」



「何言ってんでィ。俺とじゃ恥ずかしいか？」



違う。そんな理由ないじゃん。



「隊長。」



「ん？」



ちゅっ



「・・・。ってオィ！！なっ、ななななにすんでィ！！！！」/////



私も分からない。



けど、沖田隊長とのキスはしょっぱくてでも甘かった。



隊長初のファーストキス、奪えたかな？



「私に嘘ついたお仕置きです」

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