兄弟の秘密と謎｡[ars/1] (ページ4)

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和也side
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

‥ドタバタ…

「…ん～？…‥ふあぁ｡」

いつの間にか寝ていたみたいだ。

昨日…今朝か…‥ようやく仕事が終わって、丸２日手にしていなかったゲーム機を片手にソファーに座った。

かなり疲れてて眠たかったが、俺の唯一の至福の時が来た！と思ってゲームに没頭した。

部屋の壁に掛けられた時計は、１２時半をまわっていた。

相変わらず大きな足音を立てて歩く雅にぃに起こされて、リビングに行くと翔にぃがトイレから出てきた。

翔「おはよぉ。…‥雅紀の足音で起きたの？
それか、寝てない？笑」

「…はよ。雅にぃの足音で起きた。」

ハハハッ

翔にぃは、疲れているはずなのに爽やかな顔して、これまた爽やかに笑い新聞を取りに玄関に向かった。

リビングでは、すでに潤がキッチンに立っていた。

ソファーに座って、床に転がっていたブランケットを手繰り寄せていると、潤が俺のマグカップにミルク多めのホットココアを持って来てくれた。

キッチンに戻った潤が突然驚いた声を上げた｡

反射的に潤の方に振り返ると、コーヒーを淹れている長男智の姿が…‥

いつの間に…？

この部屋の入口は、俺が居るリビングの扉のみ。

入口を通って行く姿、気配すら感じなかった。

智にぃ‥こえぇ…‥。

、