第五十一訓 ページ3
…どうすればいいんでしょうか。
「『………』」
ねぇ、空気が凄く悪いんですが。
すみませんねぇ、空気を読まないお腹で。
…あぁぁ!お腹空いた!
ヤバい!お腹空きすぎてお腹痛い!気持ち悪い!
『…お腹空いたんですが……何か食べる物はありませんでしょうか』
私は恥を捨て、プライドを捨てて晋助にそう尋ねる。
「あるだろそこに」
そう言って晋助が指を差したのは私の両脇に置いてある今日の夕飯の材料が詰まったレジ袋。
『レジ袋を食べろってか!?ふざけてんのかメンチ切るぞテメェ!』
「アホか。袋の中だ」
『ふ、袋の中って!入ってるのは野菜とえのきと生肉だけですけど!?』
そうだ。入っているのは豚肉、えのき、白菜、もやし、キャベツなどなど…そして皆さんご存知ネギ様だ。
「そのレタスでも食ってればいいだろ」
『…レタス?レタスなんて買ってないけど』
「いや、明らかに入ってるだろレタス」
『…え?もしかして、これのこと?
いやいや、これはキャベツだから』
「レタスだろ馬鹿か…いや、馬鹿だったな」
…え。
え、待ってこれレタス?
…あれ、じゃあキャベツってなんなの。
…ん?あれ?レタスとキャベツの違いって!?
…もう訳がわからない。
・
『…想像以上にマズかった』
レタスをちぎって食べて見た感想。
『ドレッシング持ってきて』
「…」
そう言うと、晋助は呆れた視線をこっちによこし、歩き出した。
…え、マジで取りに行ってくれるの!?
言ってみたものの本当に取りに行ってくれるとは思ってもみなかったので凄くびっくり。
『ゴマだれね!青じそは苦手だからやめてねー!』
どんどん遠くなってく背中にそう叫んだ。
『いやー、晋助意外と良い奴だね〜。黙ってドレッシングを取りに行ってくれるとは…見直したよ、うん。確かにあいつはモテるはずだ』
そう言い一人で頷く。
・
この後どれだけ待っても晋助が戻って来なかったのは、言うまでもない。
『あいつぅぅ〜、逃げたなァァ!!しかも、結局ボール返してくれなかったし!!』
私はムシャムシャとレタスを頬張りながら一人でそう叫んだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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ニコぱー(プロフ) - そのへんの伊藤さんさん» ありがとうございます!!大変お待たせしてしまいすみませんでした!!これからも更新続けていく予定なので、お待ちいただけると嬉しいです。これからも頑張りますね!応援よろしくです! (2019年6月11日 20時) (レス) id: 89c1843be5 (このIDを非表示/違反報告)
ニコぱー(プロフ) - Hi!さん» 大変お待たせしてしまいすみません!!これからも、ノロマながらも更新は続けていく予定なので、気長にお待ちいただけると嬉しいです。これからもよろしくお願いします! (2019年6月11日 20時) (レス) id: 89c1843be5 (このIDを非表示/違反報告)
そのへんの伊藤さん - 続き気になります!更新頑張ってください! (2019年5月30日 16時) (レス) id: 82ec169f6c (このIDを非表示/違反報告)
Hi! - 待ってまーす (2019年5月11日 20時) (レス) id: f98b79cb93 (このIDを非表示/違反報告)
ニコぱー(プロフ) - 夜桜さん» ありがとうございます!更新頑張りますね!(`・ω・´)ゞこれからもよろしくお願いします!! (2019年3月24日 15時) (レス) id: 2e80244575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニコぱー | 作成日時:2018年9月15日 21時