【銀魂】【続】男装やめても一般人になれなかった件

第五十七訓 ページ9

春雨って…アレだよね。


透明の、ちゅるって食べるやつ。


あの………透明なやつ。



小太郎と銀時が春雨相手にやらかした…？


どゆこと？春雨を取り合ったってこと？


…あの二人ってそんなに春雨好きだったっけ。



「おかげで上手く事が運びそうだ。お前達の首を手土産にな」


…えっ


ちょ、えっ



く、く、くくく首ィィ！？



「高杉ィィィ！！」


「言ったはずだ。

…俺ァただ壊すだけだ。この腐った世界を」



ちょ、待てよ！！



キ〇タクじゃないけど、ちょ待てよ！！



…ていうかもう天人が私達に近づいてきてるゥゥー！？


刀構えないと！！



『……』


「……何をしているのだポチ」



『……』


「それネギだぞ」


『言わないで！！余計恥ずかしいから！！』


…そう。



刀を構えたはずが、私が構えたのはネギだったのだ。


…そういや私刀持ってなかった！！



そう思ったのも束の間、天人がこちらに向かって刀を振り下ろしてきた。



『んぎゃッッ！！』



私は見事な瞬発力で、懐からサッとフライパンを出しその刀を止める。



「何故フライパンなのだ！！」


『そんなこと言われてもォォ！！』



刀持ってないんすよ！！NO刀！YESフライパン！！


…すると。


「おーう邪魔だ邪魔だァァ！！」

「万事屋銀ちゃんがお通りでェェェ！！」


『…！！』



そこで、メガネくんとぐらさん、銀時と…青い髪の女の人がやって来た。



「…よォヅラ。どーしたその頭 失恋でもしたか？」


「だまれイメチェンだ」


そして、銀時はこちらを見る。


『…！』


「何だ何だ？今日はお揃いで。死んだ奴までいるとはな」


そう言ってフッと笑った銀時。


『…あぁ。仲間の危機と聞いて、やって来たのさ』


「ポチの癖にカッコいいこと言うねぇ」


『うるせー！』







・








「退路は俺達が守る」

「行け」


小太郎と銀時がメガネくん達にそう言う。


すると、エリザベスがメガネくんとぐらさんを担ぎ走っていった。



…私はどうするべきなんだろう。



…まァいっか。



戦っちゃえ！！

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