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こんのすけ「突然ですが、出陣してもらいます」
山姥切「わかった」
これも審神者が始めに必ず行うことらしい
変な小さい機械を使って戦場に行く
今時はすげーな
山姥切「じゃあ、行ってくる」
『おう、頑張ってこいよー』
こんのすけ「審神者様はこの特別なモニターで拝見できます」
敵が現れた
人間ではない、禍々しいなにかを放っている
だが、俺が注目しているのはそこではない
数だ
『なっ…！3体!?』
山姥切「くっ…！」
圧倒的に山姥切がやられている
こんのすけ「！どこに行かれるのです！？」
『決まってんだろ！山姥切の所だ！』
こんのすけ「いけませんぞ！審神者様…！」
狐の言葉を無視し、俺は変な機械を片手に戦場に向かった
一人でこの数は流石にキツかった
山姥切「チッ…」
敵の一振りが俺に向かって攻撃をしてきた
ここまでか…!！
(ｸﾞｻｯｯ
生々しい音がした、だが一向に痛みがこない
代わりに、頬には暖かい何かが付着していた
これは…血？
顔を上げると、ここにいるはずのないバンチョーが俺を庇って立っていた
『…よぉ、山姥切』(ﾆｶｯ
山姥切「んな!！？」
なぜこんな所にいる
なぜ俺を庇っている
なぜそんな顔でいられる…！！
頭が追い付かない
『3体1はちと卑怯だと思うんだわ』
血を流す腹を気にせず、敵に近づく
『だから…俺も混ぜろよ』(ﾆｨｯ
そう言ったバンチョーは、いつの間にか敵を殴っていた
『オラァッッ！！』(ﾄﾞｺﾞｯ
ただの人間が、戦場に立ち敵を殴っている
おかしすぎて笑いそうだ
俺はただその光景をボーっと見てることしかできなかった
いつの間にか全て倒したらしい
…あり得ない
『…ふぅ、こいつら消えるんだな』
『あ、山姥切、大丈夫か？』
山姥切「あんた…何者なんだ？」
『俺？ただのヤンキーだよ』
山姥切「なぜここに来た」
『そんなの決まってんだろ』
『お前とこのケンカに勝つためだよ』
山姥切「…ケンカ？」
何を言ってるんだ
『戦場だろうが何だろうが、戦いは全部ただのケンカだ』
『そして、そのケンカを勝たせるのが俺の役目だ』
血だらけにも関わらず、本当にこの戦場で勝利を見せたこの男に
俺は不覚にもカッコ良く見えた
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山口産 - シンプルな感想カッコイイ。ありがとうございます！ (2018年4月3日 18時) (
レス) id: 0642f58747 (このIDを非表示/違反報告)
あろ - 面白いです。しかも、カッコいい (2018年4月3日 17時) (レス) id: 1688e836dd (このIDを非表示/違反報告)
山口産 - ありがとうございます…！さくら様！しかも面白いとか…めちゃくちゃ嬉しいです！ (2018年4月3日 0時) (レス) id: 0642f58747 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 面白かったので誰が作ってるんだろうと思いみてみましたら名前が似ていたもので笑笑 (2018年4月2日 20時) (レス) id: 8e86637dfb (このIDを非表示/違反報告)
山口産 - (ﾌﾞﾌｯ！？ え？まさか見てくださってる人がいるのんて思わなかったです…!!めちゃくちゃ嬉しいです、泣きます。本当にありがとうございます！あと名前変えたのによくわかりましたね！？ (2018年4月1日 21時) (レス) id: 0642f58747 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山口産 | 作成日時：2018年3月25日 22時
