番長（主）！一生ついていきます！！

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まぁ、審神者の仕事はわかった


確かに衣食住は困らねぇようだ



で？初期刀とやらを選ぶんだったか



こんのすけ「さぁ！この5振りからお選びください！！」



『おー』


どうしたもんかね


俺に刀の良し悪しがわかる訳がない




『あ、』


『…おい、狐』



こんのすけ「狐…私はこんのすけでございます」



『名前なんかどうでもいいんだよ、そんなことよりこの刀、触ってみてもいいか？』



こんのすけ「え…？まぁ、支障がでないのなら」



『どーも』



俺はひとつの刀を手に持ち、抜いて刃を見た



『へー、キレイなもんじゃねーか』


汚れを知らないような光り輝く刃は、俺でも魅了された




『ん、決めた』


こいつにしよう




こんのすけ「適当すぎでは…？」


『こういうのは勘が大事なんだよ』


決して適当などではない、そう、勘なのだ




こんのすけ「では、霊力をこの刀に流すように想像してみてください」



『あ？あぁ…』



まぁ、そこも勘でやってみる



すると




山姥切「俺は山姥切国広、なんだその目は…写し『あんた、キレイだな！！』…！？」



言い終わる前に、自分の思ったことを口に出した



おお…これが美少年というやつか


間近で見ると、尚カッコ良くみえる




山姥切「ち…近い！あと、キレイとか言うな！！」



この山姥切国広という刀が、俺の初期刀になった






山姥切「…で、あんたが主か」



『おう、そうなるが…主はよせ』


山姥切「？…なぜだ」


『なんか嫌だ、こそばゆい』



山姥切「ならなんて呼べばいい」

　
手っ取り早いのは名前だが、なんか審神者は刀剣男士には教えてはいけないというルールがあるらしい



どうせなら馴染みのある呼び方がいい



『あ、そうだ』



『これからは俺のこと、番長と呼べ』





山姥切「バ、バンチョー？」



『そうだ、ま、意味は主とそう変わらねーよ』




山姥切「…あんたがそれでいいなら」



『おう、これからよろしく頼むぜ、山姥切国広』



山姥切「…ああ、バンチョー」







こうして、俺の審神者としての幕が開いたのだった

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