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＿入学エンカウンター（5） ページ6
ダイチside
それにしても防御魔法でグリムの魔法を防いだのは
分かるけど、あの炎をどうやって消したんだろう…
僕はAちゃんの方に目を向ける
「俺様の魔法を返すんだゾ！」
『ダメダメ！今返すと猫ちゃんまた暴れちゃうもん
良い子にしてたら返してあげるからね〜』
！！
魔法を返す？！
てことはグリムの魔法を一時的に借りているのか
ヤバっAちゃん、可愛いだけじゃなく最強じゃん
そんな事を思っているとクロウリーが僕の方に詰寄る
「どうにかしてください！
あなたの使い魔でしょうっ！！！！」
さっきも言ったけど
「僕の使い魔じゃありません！！」
「しっかり躾を……え？あなたのじゃない？」
やっと、伝わった！！グリムとは全くの初対面
しかも僕、追い剥ぎにあったんだから被害者！！！
『猫ちゃんも使い魔じゃないって言ってたじゃん』
んんんAちゃん！君だけだよ僕の話聞いてたの
クロウリーは「ごほん」と1つ咳払いをすると
他の生徒たちの方へ体を向ける
「と、とにかく少々予定外のトラブルはありましたが 入学式はこれにて閉会です。
各寮長は新入生を連れて寮へ戻ってください」
鏡の間にはAちゃんと僕、クロウリー、そして
腕の中でぐっすり寝ているグリム
お前、なにAちゃんの腕の中で寝てんだよ！
考えろよ、この状況！！くっそ羨ましいな
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作者名：抹茶プリリン | 作成日時：2020年5月11日 20時
