イタズラ禁止令22 ページ24
ーーーーーーーーーーPM6:05
及川さんは私を泊めてくれるって言ってた
つい二ロニーがいいって言ったけどさ
でも、及川さんはちゃんと私のことを考えての行動だったはず
少し、頭を冷やそう
いろんなことがあり過ぎて欝になりそうだ
私は外へ出る
荷物をまとめていたら夜になっていたようだ
しかし今は夏に近い季節なので、まだ明るい
キィ………キィ………
ブランコが揺れる音がする
その音につられて私は公園を覗く
すると、空を見ながらブランコに座ってる堅治がいた
貴「なにしてるの?」
二「………おぁ?!A?!」
堅治は私が目の前にいるのが予想外の出来事だったようで、顔を赤くしながらびっくりする
貴「あ、ごめん、告白とかで気まずいよね?……あはは///」
二「ま、まぁな///」
私は隣のブランコに座って堅治と話す
だけど、その会話もすぐに切れて、静かな風が流れる
二「A」
堅治は俯きながら私を呼ぶ
貴「なに?」
堅治は私の顔をじっと見つめる
二「この前泣いてたのって、なにか理由があったんだろ?それに……」
堅治はわたしの首元のワイシャツを引っ張って、肩の部分を見て言う
二「これ、なんだよ」
貴「…」
及川さんと同じように私に向かって言う堅治
貴「及川さんと似てて勘が鋭いね……、なんでそんなに優しく聞くのか私にはわからないよ………。」
私は泣かないように目をそらして瞳を重くする
堅治は掴んでいたワイシャツをぐっと自分に引き寄せる
二「なんかあったら言えって言っただろ、」
そして私の頭を自分の肩に押さえつけて
二「相談しろ、辛い時はなんでも言えばいい、言えないなら俺はずっと待ってるから」
「だから…」と、堅治は言葉を続けて
私の首元に顔を埋めて
二「俺を頼れよ…」
って、悲しそうな声で呟く
堅治にとっては、これが甘えで、慰めなんだ。
貴「泣いたら、ごめん……あのね………」
私はぽつりぽつりと話し始める
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16 - 及川さん、おめでとう! (2017年11月22日 22時) (レス) id: 51b813300c (このIDを非表示/違反報告)
黒犬×96(プロフ) - 紗奈@カラ松ガールさん» 及川さんwww良かったですwww (2016年8月1日 20時) (レス) id: 2d98b3cbc6 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈@カラ松ガール - 初めて及川さんをかっこいいと思った事実。ww (2016年7月31日 7時) (レス) id: 9aece6e950 (このIDを非表示/違反報告)
黒犬×96(プロフ) - つぶさん» ですね!及川さんは残念な所を直せばイケメンです…!! (2016年6月27日 1時) (レス) id: dbfc04b48a (このIDを非表示/違反報告)
つぶ - 及川さんイケメンッ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ (2016年6月25日 12時) (レス) id: c508c29f4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒犬×96 | 作成日時:2016年6月5日 23時