××イタズラしちゃ、メｯ！！××【及川徹】【二口堅治】【ハイキュー】

イタズラ禁止令17 ページ19

ぽんぽんし終わった後、及川さんは私に向かってそっと口を開け



及「俺………Aの事……」

貴「？」

及「や、やっぱりなんでもない！！！///」




及川さんはいきなりなんでもない！と言って外へ走り出す



なんだかわからない話しについていけず



貴「な、なんだ？」



私は訳がわからないまま、イタズラのネタを考え始めた



.*･ﾟ .ﾟ･*..*･ﾟ .ﾟ･*..*･ﾟ .ﾟ･*.






及「うわぁぁぁぁぁぁああ！！！」

岩「あ？どうした？」

及「俺めっちゃかっこ悪い…///」



ホントかっこ悪い///



告白紛いな感じの雰囲気出したのに、



結局できずに終わるとか虚しすぎる！！





及「もう、ホント俺不甲斐ない！！意気地無し！！」

岩「…」




半泣きになりながらも、自分の頭掻きむしっていると





岩「Aの事が好きなんだろ？」

及「な、なんでそれを？！」

岩「みてりゃわかるだろ、幼馴染みなんだからよ」

及「い、岩ちゃん…！」

岩「くんなキモい！俺にはそっちの趣味はねぇよ！！」




あっさり切り捨てられた((泣







岩「まぁ、でも…」



岩ちゃんはそっぽ向いて




岩「諦めないで突き進んで努力すんのが、お前の長所だろ？」






何気ない冷たい言葉だけど



俺にとっては、岩ちゃんにとっては



ちゃんとした励ましの言葉なんだよね。




及「ありがと、岩ちゃん…」

岩「おう」





こんな感じで励ましてもらった後、だけど。




及「岩ちゃん…」

岩「なんだよ」





話さずにはいられない





及「Aの体に、痣が沢山あった」

岩「…………



は？」




俺が転んだ時に、偶然見てしまった痣


部活着だったAちゃん、足の間から(パンツ見てないよ？！)チラッと見えた紫色の痛々しい痣




岩「お前、それ見た時なに思った」

及「…多分、家で暴力されてるか、いじめらだと思った」



岩「そうじゃねぇよ！！お前はその痣を見てAを助けようと思ったかって聞いてんだよっ！！！」



及「ｯ……？！」





俺、ほんっと馬鹿でアホで最低だ








及「ごめん、岩ちゃん、ありがと、行ってくる。」








やっぱり、Aちゃん1人でそんなに抱え込んでちゃ




小さなAちゃんの心だと



すぐに溢れかえっちゃうでしょ…




そういう時は、相手にその重みを分けることだって、必要だよ








Aちゃん







待ってて。

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