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藤原side。
「踏めェゼロ!!!」
萩原のその声と共に、2台が宙を飛んだ。
キッ
自分もバイクを止め、その光景を眺めた。
「や、やべェ」
「届か、、、」
っ、、、、いや。
ドシッ
重々しい音を鳴らし、トラックが縦に向きを変えて道路に着いた。
フロントガラスが衝撃で割れる。
萩原が車を下り、ゼロの元へ駆け寄る。
「大丈夫か!?ゼ」
ゼロ。と言う前に、彼は無事という意味を込めグッドサインをしてみせた。
大きな怪我もしていないようで安心する。
6人全員、笑いながら互いにグッドサインを見せた。
・
「そういえば、まだ詳しくは聞いてないが、人命救助に貢献したらしいな」
「あんぐらいちょれーっスよ!」
ちょ、ちょれーのか、、、、(なんとも言えない顔)
「それで?FDの修理と洗車は出来たのか?」
「エンジンは万全!洗車もご覧の通りビッカピカでごぜぇます!」
エンジンはそりゃさっきあんだけ走ったからな。
洗車、、というか、綺麗なのは右面だけなんだわ。
だが教官もそれに気付く気配は無く、仕舞いにはこれからもその意気で、と言い残しご機嫌に去っていった。
「僕知らないからねー」
「えー!ひどーい」
一緒に怒られてよー♡と言いながら腕に絡みついてくる萩原をバシバシ叩きながら寮へ足を進めた。
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co2(プロフ) - お餅さん» ありがとうございます!単行本を上下どちらも買えたので、これからバンバン更新していければと思ってます!これからも是非見てやって下さい! (2022年3月24日 0時) (レス) id: e612efdaae (このIDを非表示/違反報告)
お餅(プロフ) - 面白い!更新待ってます。 (2022年3月23日 23時) (レス) @page12 id: 28886abf9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:co2 | 作成日時:2022年3月20日 18時