警察学校六人。

24 外柔内剛。 ページ25

降谷零side。



「カンパーイ！！」


「ぷはーっ、やっぱたまんねーなタダ酒はよォ！！」



ダンッと勢い良く飲み干したグラスを机に置く班長。




「おい？タダ酒ってどーいう事だよ？」

「萩原に聞いてないのか？別の教場の女子との合コン！頭数合わせで来てくれたら、酒代出してくれるって」



「それで班長、彼女持ちだっつーのに来てんのか」


「その萩原はまだ来てねぇがな」



「来てないと言ったら、Aも来てないな」



そう松田が呟いた。



「Aにはさっき会ったぞ。行かないのか聞いたら、出かけてくるからって言って、、、」



そうヒロが松田に言えば、端の方にいた女の子が少し寂しそうな顔をした。



「いつになく真剣な顔してたな、、、」




「(というか、あの顔は、、、、)」




考え込んだヒロを見る。



だが他の話が始まり、その考え事は少しの時間で途切れたようだった。




その後、萩原も来て、カラオケという名の萩原の独壇場を楽しんで終わった。

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