50 ・ ページ6
水景side。
「そうだね、、、本当そうだ、、、妹尾!A先輩!ごめん!」
「!、、、」
「(持ち直したな)」
男子達はスマホをゆうなと乃愛に預ける。私はそろそろ個人戦決勝だ。
会場の方へ行こうとしたら、皆に声をかけられた。
「A先輩!応援してる!」
「_____うん、絶対優勝する」
頼もしい先輩でいたいし、何よりも、マサさんに教わったこと全部、無駄にしたくないから。
・
《第一射場_____》
大丈夫。
深呼吸して、ゆっくりと目を開く。
私は第一射場の最後。第二射場の最後には桐先の三年生がいて、顔は知っているけど、親しかった彼女、、、柳瀬ではなかった。
弓と矢を番える。
「_____ _____」
足踏み、胴造り、弓構え、打起し。
動きを呼吸と連動させて、ベストなタイミングを。
引き分け。
均等に引き分けていくと、ゆっくりと弓が
頬付をして、会となる。
キャンッ!!
スパンッ!
「っ、よーし!」
二巡目、三巡目も中てる。
最後、四巡目。
皆、一番集中が途切れてくる頃だ。
「(ブレるな、わたし)」
49人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:co2 | 作成日時:2023年7月2日 23時