単純に頭が悪い。【ツルネ】

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前作の時も言ってたけど、個人戦団体戦の順番知らないから悪しからずーーーーー！！！！


＿＿＿＿＿
甲夜side。



「宿着いたー！」



バスから降りて、ぐぐ、と伸びをする。



「部屋隣だよね？」

「そのはず」



男子五人が泊まる部屋と、私の泊まる部屋は隣として取ってあるらしい。



「おー、宿だ。一人だと広い」



畳の匂いが良い部屋に荷物を下ろすと、隣がやけに騒がしい。


窓を開けて顔をのぞかせると、隣の部屋には不破、二階堂。もう一個隣には、なんと風舞の鳴宮君。




「鳴宮君じゃーん！」

「どうも！」



・



女子の団体戦が一旦終わって、現在は男子団体戦。




「よしよし、、、」




いい感じいい感じ！


1回戦目は突破して、次は風舞の試合が入ってくる。五人が観客席に帰ってきたので、私は二階堂の隣に座り直した。



「(やっぱ鳴宮君は綺麗な射型だなあ、、、)」



そんなことを思っていると、二階堂がすくりと席から立ち上がった。




「つまんね」

「？」


「どうせ風舞が勝つ」


「桐先は？」



不破が足で通路を塞ぐ。



「落ちの分かってる映画見に行くタイプかよ」

「その前の展開によるかな」



げしげしと不破の足を蹴る。



「筋書き通り。意外な展開なんかねえよ」




そうして、二階堂はその場から立ち去ってしまった。



「なるほど、、、、」







「筋書き通りねえ」



不破と顔を見合わせて、私は苦笑を浮かべた。

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