単純に頭が悪い。【ツルネ】

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1週間後くらい。


＿＿＿＿＿
甲夜side。




「ぐ、、待って、めっちゃ心配！」



「何が？」



不破が不思議そうに尋ねてくる。


私がこんなことになっているのは、アレのせいです。アレ。






「数学の単元テスト！」




「あーあれな」




「やっべーよ！うわ余裕ー！ここ進研ゼミでやったとこだ！！(受けてない)とか思ってたら解答欄ズレてたの！！」



「途中で気付かなかったのか？」


「なんか上手い具合に噛み合ってました！」


「気の毒」



スマホを弄りながら適当に返してくる二階堂にも構っているほど落ち着いていない。残り5分で半分とちょっとくらいは直したけど、、、、！！



「あ、そろそろ休み時間終わるから俺たち行くわ」



「う"ー、、またねー」



教室を去っていく不破と大田黒に手を振り、次の授業である数学の準備をする。



数学の教科担任が教室に入ってきた。手には採点済みであるテストと思われるもの。




「そんじゃあ席つけー！今日は挨拶いいから早めにテスト返すぞー」






「甲夜、また解答欄ミスったな」


「はいぃ、、、先生の慈悲というのは？」


「無いな」







ｯｽｰ、、、。









ぴら





82点。





「ん"ーーーｯ！！！」


「どんな感情だよ、、、、」



二階堂が眉を寄せてそう聞いてくる。

ちなみに彼は89点。
おい勝ち誇ったような顔をするな。




「それなりの点で安心してるけど母親は文句言ってくるだろーなーっていう感情」




「82で？」


「うん。母のそこだけは意味わからん」

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