22 押し手、引い手。 ページ25
水景side。
「おはよ」
朝、部活へ来ると、道場には湊、小野木、竹早がいた。けど、山之内はともかく、いつも小野木と来ている如月がいない。
「(何かあったか、、、)」
横目で小野木を見て、袴に着替えるべく、私は奥へと入った。
着替えを済ませて道場に戻ると、山之内が来ていたみたいだ。
「メッハー！」
「おはよー！」
「おはよう七緒」
「あれま、俺最後？みんな早いねー！うんうん、やる気に溢れて良いね！」
最後に如月が来たが、雰囲気はいつもと変わらないように感じる。けどそれは間違いで、小野木と目を合わせた瞬間、どこかぴり、と鋭い空気を感じた。
練習中も、やはりその空気は変わらず、どこか棘のある言葉を交わしていた。
・
次の日の練習にて。
「七緒は休みか。連絡は？」
「いえ、、、今のところは何も、、、」
「そうか、、、じゃあ射込みの後、一年女子は三人立ち、、っておい、どうした遼平。聞いてるのか？」
「は、、、はぃ、、、」
山之内がぷるぷると震えている。まさか、何か言ってしまったと後悔しているのか、、、。
そんなに思い詰めなくても、、、とも思うが、山之内は優しいし、どうにかしようとするから、余計気にしてしまうのか、、、、。
一年生はみんな心配そうにしてるけど、私はそうでもない。だってあの二人、なんやかんや側に居たんだし。
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co2(プロフ) - 旭さん» ありがとうございます！！拙い文ですが、引き続き見てやってください！！ (6月12日 18時) (
レス) @page47 id: 501b79ea4d (このIDを非表示/違反報告)
旭(プロフ) - ツルネの作品、少ないから嬉しいです！続きがすごく気になります。 (6月12日 17時) (レス) @page47 id: c736327d44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：co2 | 作成日時：2023年6月10日 14時
