通過点。〔黄〕 (ページ12)

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ラジオ終わりに村上くんと照史と焼き肉に来た

俺がオススメの店があると行ったのは

そう、Aのバイト先

Aがまだ高校生やった時

俺は大学生やった

居酒屋でウーロンハイを頼んだ時も

家で自分の好きな分量で作る時も

少し濃いめで頼んでた

いつもAは、

『またウーロンハイ？』
『それ美味しいの？』
『濃いの好きだね(笑)』

『ねぇ？淳太くんの好きな分量教えて！作りたい！』

そう言ってきて教えた事もあったな～

「20歳になったら一緒に飲もうな？」

そう言ったのに叶わへんかった

もう少しやったのにな…

俺のウーロンハイが運ばれてくる

それは一口飲めばすぐ分かった

俺の好きな分量

俺がAに教えた分量

村「淳太？食わな冷めんで！」

「はい！いただきます！」

別れた時、Aはごめんしか言わんかった

怖くて理由を聞けへんかった

好きな人でも出来たんかな？

俺に飽きたんかな？

考えれば考えるほど嫌な方しか浮かばんくて

あれから3年たった今でも俺は

お前の事なんて忘れた事ないで？

ここよく来んねん、とか嘘や

あん時が初めてやねん。

でも、Aに会えたからここに通うって決めたねん

太ったらお前のせいやで？笑

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