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ラウールSide


fk「ラウ、3組だって〜」

教室に入ると、色んな大人たちが一斉にこっちを見た。
怖かった。なんでそんな目で見られてるのか、よく分からなかった。

ru「辰美ちゃん……」

fk「気にしなくて大丈夫だよ。皆、ラウがカッコよくて見てただけ。」

全然、そんなふうには見えなかったけど……。

「あの人、若くない?」
「ほんとだ〜、」

そう言ってヒソヒソ笑う女の人たち、若いってだめなことなのかな?

fk「ちょ、ラウ?」

ru「若いってだめなんですか?」

気になって、女の人たちに聞いてみた。
その人たちはえって顔をしたあと

「いや、別に……」

と視線を逸らした。

fk「ごめんなさいっ、ラウも謝って……」

「あの〜、失礼なんですけど……」

辰美ちゃんが僕の頭を下げようとしたとき、女の人が声をかけてきた。

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作者名:天羽 | 作成日時:2020年2月8日 23時

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