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「なに？離して？」
私は廉の手を振り払おうとした
けれども廉はそうさせてくれなくて……
廉「俺の事信じて欲しい」
と言った
なにがなんだかわからない
廉「……今はまだ言われへんけど、これだけは知ってて欲しい
俺はずっとAが好きやから」
え？
どういうこと？
廉は咲希じゃないの？
だってキスしてたし……
からかわれてる？
廉「俺は本気やから」
「……ばかじゃないの」
私は廉の手を無理やりとって自分の部屋へと逃げた
────
「私、ちょろすぎ」
廉に好きって言われて嬉しかった
裏切られたくせに
傷ついたはずなのに
嬉しかった
でも
この気持ちはあっちゃいけないんだ
私には飛貴くんがいる
飛貴くんがいるから
忘れよう
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作者名：なな x他1人 | 作成日時：2018年9月15日 22時
