超電磁砲8 〜穏やかな朝〜 ページ10
ー畳の…匂い…?ー
古びた小さな社員寮の一室。
虎の青年ー中島敦は、己の記憶の中では人生で初めて穏やかな朝を迎えた。
敦「(孤児院の起床ラッパは?
早朝点呼は?)」
寝惚けた頭で必死に記憶の糸をだぐり寄せる。
…人生初の穏やかな朝は、敦には未だ来なかった。
ピピピピピピ
枕の横に在った携帯電話が突然鳴り始める。
敦「うわぁ!今出ます出ます!釦どこ?!」
携帯なんて触った事も扱った事も無い敦は操作方法が判らず大いに戸惑う。
訳も判らず携帯の釦を押しまくっていると、やがてピッと音がして画面に「通話中」「非通知」と文字が表示される。
これで良いのかと、恐る恐る携帯電話を耳に当て、
敦「…えっと…もしもし…?」
貴「あ、もしもし敦君?お早う良い朝だねぇ!新しい家の寝心地はどう?」
夜月の一言で、絡まっていた記憶の糸が繋がった。
敦「(!…そうか…僕…)」
敦「いえ!お陰様で!野宿に比べたら天国です!」
貴「ふふふっ、其れは良かった
…ところで…一寸頼みが在るんだけども」
夜月の声が切れ始める。
走っているのか、風が吹き過ぎる様な音も聴こえる。
貴「助けて死にそ……
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
凄まじい絶叫と共に電話の通信が切れる。
敦「え?!夜月さん?!大丈夫ですか?!」
?「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
夜月と似た悲鳴が寮の外から聴こえる。
まさか、と思い部屋から飛び出した敦の目に映ったのは…
貴「痛っ!痛いよ国木田君!判ったごめんって!!仕事戻るから一回離そう?!」
苦し気に顔を歪めながら国木田に揺さぶられる夜月。
国「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!また俺の理想を乱しおって!!今日という今日はお前の首を取る!」
声が裏返る程怒鳴る国木田。
貴「判った判ったから!!首だけはやめて死んじゃう!!」
国木田が夜月の細く華奢な首に手を掛ける。
敦「えっ!!……ぁ、あのっ!!」
このままだと本当に夜月の首が取れかねないので、敦は慌てて階段を駆け降り国木田を止めた。
〜〜〜〜〜〜
国木田君の口調が掴めない…。
難しいですね…。
そしてこの短さとキリの悪さ。
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稲荷神(プロフ) - あの…せめて御坂美琴にしません?話の原点づれてますよ。 (2020年2月29日 15時) (レス) id: 1d66bb4671 (このIDを非表示/違反報告)
文スト、とうらぶ好きの審神者夜霧様 - 話はいいですが名前の固定が治ってませんよ (2019年2月4日 8時) (レス) id: aa64b13255 (このIDを非表示/違反報告)
植物回路 - (すみません、途中でコメント切れました)しれません。ごめんなさい。 (2018年7月28日 18時) (レス) id: 64f5262171 (このIDを非表示/違反報告)
植物回路 - 貴重なご意見ありがとうございます!名前変換出来る友達に聞きに行ってくるので少し時間が掛かるかも (2018年7月28日 18時) (レス) id: 64f5262171 (このIDを非表示/違反報告)
かの - 名前の固定変えてください。 変え方を調べるなりなんなりして固定を変えてください (2018年7月28日 16時) (レス) id: 7efa097657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:植物回路 | 作成日時:2018年6月6日 18時