追憶1 〜厄介者〜 ページ48
時系列は4年前です!
当時主人公14歳です!
オリキャラ出ます!
わけワカメです!
〜〜〜〜〜〜
物心ついた時から一人だった。
親も、親戚も、従兄弟も兄弟姉妹も居ない、天涯孤独の身。
悲しいとは、思わなかった。
むしろ、"天涯孤独"という響きが少しかっこよく思えて気に入っていた。
そんな"天涯孤独"な少女ー夜月佳乃は、暗い通路を急ぎ足で歩いていた。
因みに現在時刻は朝の5:00である。
何故こんな朝早くにこんなに急いでいるかというと、毎朝毎朝自分の部屋に訪れる過保護気味な厄介者がいるからだ。
嫌いな訳ではない。
"厄介"なのだ。
?「おはよう、佳乃」
世界最大級のジェットコースターが落ちる寸前で緊急停止した様な顔になる夜月。
壊れた機械の如く不自然な動きでゆっくりと振り返る。
其処には清楚な服を着こなし、肩から黒い外套を羽織っている可憐な女性がいた。
彼女の名前は徳冨蘆花。
見た目は華奢な女性だが、泣く子も黙るポートマフィアの五大幹部が一翼である。
…そして夜月にとっての"恩人"であり、"厄介者"である。
蘆「どうしたの?こんな朝早くに」
夜「い、いや、何でもない…です」
マフィアの最下級構成員である夜月は、柄でも無いのは判っているが、蘆花に対しては敬語である。
しかし、やはり慣れていないため、どうしても不自然になってしまう。
そんな夜月の姿を見て、クスクスと上品に笑う蘆花。
蘆「二人の時は敬語じゃなくて良いって云ったのに」
夜「い、いえ…流石に…それは…」
口ごもる夜月に、トドメの一言。
蘆「幹部命令なら?」
夜「わ…かったよ」
そんな事の為に職権乱用は困る。
これだから彼女は厄介なのだ。
蘆「今日は非番だったよね?」
夜「…うん」
ヤバい。
夜月の危機察知能力が本能に訴える。
蘆「夜に喫茶店にでも行かない?
紹介したい人が居るの」
"紹介したい人"
一瞬キョトンとする夜月。
初めてだった。
何時もなら大体二人っきりで気まずいのに。
蘆「とっても面白くて優しい人だから、怖がらなくても大丈夫」
別に怖がってはいない。
予想外だっただけだ。
だが彼女と一緒に居る事に変わりは無い。
断ろうと口を開きかけた夜月の次の言葉を予測した様に蘆花が一言。
蘆「幹部命令」
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稲荷神(プロフ) - あの…せめて御坂美琴にしません?話の原点づれてますよ。 (2020年2月29日 15時) (レス) id: 1d66bb4671 (このIDを非表示/違反報告)
文スト、とうらぶ好きの審神者夜霧様 - 話はいいですが名前の固定が治ってませんよ (2019年2月4日 8時) (レス) id: aa64b13255 (このIDを非表示/違反報告)
植物回路 - (すみません、途中でコメント切れました)しれません。ごめんなさい。 (2018年7月28日 18時) (レス) id: 64f5262171 (このIDを非表示/違反報告)
植物回路 - 貴重なご意見ありがとうございます!名前変換出来る友達に聞きに行ってくるので少し時間が掛かるかも (2018年7月28日 18時) (レス) id: 64f5262171 (このIDを非表示/違反報告)
かの - 名前の固定変えてください。 変え方を調べるなりなんなりして固定を変えてください (2018年7月28日 16時) (レス) id: 7efa097657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:植物回路 | 作成日時:2018年6月6日 18時