超電磁砲34 〜事件〜 ページ38
ゆっくりと網に掛かった人間が姿を現す。
色白の肌、長い漆黒の髪、黒いカーディガン…
貴「やあ敦君、仕事中？お疲れ様〜」
逆さまになりながらヒラヒラと手を降って挨拶する……
敦「…え、えぇっと、夜月さん、何やってるんですか…？」
貴「いやねぇ〜？誰かさんが私と同じ様に仕事ほっぽりだして行っちゃったみたいで、国木田君に『仕事手伝え！』って凄い追い掛けられたから怖くて川に飛び込んだ。
…あっ、ねえねえ其処の君！これ降ろして！」
前半部分に若干心当たりが在った敦は何も云えなくなって黙り込んでしまう。
貴「処で敦君、こんな処で何の仕事〜？」
…
敦「…と云う訳なんです。」
貴「う、嘘…！
かくの如き佳麗なるご婦人が若き命を散らすとは…！
悲嘆でこの胸が破れそうだよ！
どうせなら国木田君から逃げるついでに私が代わってあげられたのに……！！」
大袈裟な仕草で遺体に泣きつく夜月。
箕浦を始め、現場の警官達はかなり引いていた。
箕「…誰なんだあいつは」
乱「同僚である僕にも謎だね」
貴「しかしご安心をご麗人！稀代の名探偵が必ずや、貴女の無念を晴らすでしょう！！
ねぇ！！乱歩さん！」
演技染みた独壇大演説を終え乱歩を振り返る夜月。
あの乱歩が謎と云うのも頷ける気がする。
乱歩「ところが僕は未だ依頼を受けていないのだ。
名探偵居ないねぇ、困ったねぇ」
乱歩はふぅ、と溜め息を吐く。
すると自分に代わる"名探偵"を見つけたのか、ニタリと笑った。
乱「君！名前は？」
箕浦の後ろにくっついていた若い警官をビシッと指差して云った。
杉「じ、自分は杉本巡査であります！殺 された山際女史の後輩
ーーーであります」
乱歩は杉本の肩に手をポンと置いて、
乱「よし杉本君！今から君が名探偵だ！
60秒でこの事件を解決しなさい！」
とんでもない無茶振りだ。
杉「へぇッ？！
へっ、あ、幾ら何でも60秒は」
乱「はい後50秒」
焦りに焦る杉本を見て、敦は思った。
敦「(普段の僕きっとこんな感じなんだろうなぁ…)」
〜〜〜〜〜〜
はいっ！やっと出てきました！
時間掛かってごめんなさい！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
稲荷神(プロフ) - あの…せめて御坂美琴にしません？話の原点づれてますよ。 (2020年2月29日 15時) (
レス) id: 1d66bb4671 (このIDを非表示/違反報告)
文スト、とうらぶ好きの審神者夜霧様 - 話はいいですが名前の固定が治ってませんよ (2019年2月4日 8時) (レス) id: aa64b13255 (このIDを非表示/違反報告)
植物回路 - (すみません、途中でコメント切れました)しれません。ごめんなさい。 (2018年7月28日 18時) (レス) id: 64f5262171 (このIDを非表示/違反報告)
植物回路 - 貴重なご意見ありがとうございます！名前変換出来る友達に聞きに行ってくるので少し時間が掛かるかも (2018年7月28日 18時) (レス) id: 64f5262171 (このIDを非表示/違反報告)
かの - 名前の固定変えてください。 変え方を調べるなりなんなりして固定を変えてください (2018年7月28日 16時) (レス) id: 7efa097657 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：植物回路 | 作成日時：2018年6月6日 18時
