とある横浜の超電磁砲【文豪ストレイドッグス(原作沿い)】【とある科学の超電磁砲】

超電磁砲15 〜職業当て遊戯〜 ページ17

敦「ところで皆さんは探偵社に入る前は何を？」

そんな敦の一言で静まりかえる一同。

敦「？」

貴「何してたと思う？」

あまりに誰も反応を示さないので困惑気味な敦に夜月は笑って問い返す。

貴「常番なんだよ。新入りの子は先輩の前職を中てるんだ」

敦「はぁ…じゃあ…
谷崎さんとナオミさんは

……学生さん？」

谷「おっ 中った 凄い！」

ナ「どうしてお分かりに？」

感心した谷崎兄妹が尋ねる。

敦「ナオミさんは制服から見たまんま。
谷崎さんの方も、歳が近そうだし
勘です」

褒められて恥ずかしそうにはにかむ敦。

貴「やるねぇ〜

…じゃあ、国木田君は？」

国「止せ！俺の前職などどうでもー」

飲んでいたものを吹き出しそうになりながら止める国木田。

敦「うーん、お役人さん？

…御役所勤めとか？！」

貴「惜しい〜。
彼は元学校教諭だよ。
数学の先生だ」

敦「へぇぇ！」

国「昔の話だ。思い出したくもない」

敦の頭に講義で熱弁する国木田の姿が鮮明に浮かぶ。

敦「(何か納得……
って、云ったら投げられるな…)」

貴「じゃ私は？」

敦「夜月さんは…」

真意を読み取れない顔でヘラヘラと笑っている夜月。

敦の返答を期待している。

敦「(想像もつかない…！！)」

国「無駄だ 小僧。
武装探偵社七不思議の一つなのだ。
こいつの前職は」

大苦戦している敦に国木田が云う。

谷「確か最初に中てた人に賞金があるンでしたっけ」

敦が大いに反応する。

貴「そうなんだよねぇ〜。

誰も中てられなくて懸賞金が膨れあがってる」

身を乗り出す敦。

敦「因みに懸賞金って如何ほど」

貴「参加する？賞典は今ー

七十万だよ」

敦は其の金額を聞いた瞬間飛び上がり、近くに居た谷崎はビクッと肩を震わせた。

敦「中てたら貰える？
本当に？」

貴「電撃遣いに二言は無いよ？」

得意気にニヤニヤしながら夜月は煽る。

ー現在無一文の男
中島敦は賞典七十万を手に入れる事が出来るのかー

〜〜〜〜〜〜

何だ最後の次回予告みたいなやつ…

でもなんかもう書いてても恥ずかしくなくなってきました……！

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