とある横浜の超電磁砲【文豪ストレイドッグス(原作沿い)】【とある科学の超電磁砲】

超電磁砲12 〜魂の真贋〜 ページ14

ー独歩吟客！ー

国木田が引きちぎった手帳の頁が光に包まれ小型のワイヤーガンに其の姿を変えてゆく。

爆「…！…しまっ…」

爆弾魔の少年も気が付くが、もう遅い。

すっかり敦に気を取られていた少年の手元に在った起爆装置は既に国木田の手中にある。

其れを取り返そうとする少年を蹴り倒して床に押し付ける。

貴「おぉ〜、一丁上がりぃ〜！
ハイハイ皆さんお疲れ様〜〜」

パチパチと拍手をしながら物陰から身を乗り出してきた夜月。

其の姿を見て国木田が舌打ちをする。

国「何が「一丁上がりぃ〜」だ！ただ隠れていただけではないか！！」

貴「其れは仕方ないよ。だって国木田君は…

ジャンケンに"負けたんだから"…」

国「…貴様…」

夜月の例の笑みに、また国木田の心労メーターが大きく揺れ動く。

だが、其れがいけなかった。

国木田の一瞬の隙を突いて起爆装置が少年の手に渡る。

彼の顔に狂喜が満ちる。

爆「…ったく、異能力者ってのは、何処か心が歪だ……」

ﾋﾟｯと嫌な音がして、爆弾のカウントダウンが始まる。

残された時間は後ーーー

敦「(あ、後10秒？！)」

大いに慌てる一同。

敦「(何か被せるモノ、被せるモノ…！)」

敦の目に人質のセーラー服の少女が映し出される。

少女が怯えた様な瞳で敦を見る。

次の瞬間、敦が少女を突き飛ばした。

彼女を受け止めた夜月は敦のとんでもない行動を目にする。

貴「…はっ…？」

敦は爆弾に覆い被さる様にして抱え込んでいる。

後3秒。

貴「馬鹿っ！！！」

国「小僧！！！」

敦「！！！」

〜〜〜〜〜〜

素晴らしく短い！

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