自分の人生 ページ12
Aside
乱歩「自分の人生でしょ？」
『！！』
自分の人生……
そういえば…自分の為に生きたことがなかった、
いつも兄さんやポートマフィアの為に尽くして……
自分の事なんて考えてもいなかった…
これじゃ…本当に操り人形じゃない…
乱歩『これから君自身が歩んでいく道は
勧められて歩くんじゃなくて自分から歩いていくんだ。』
『自分から……？』
乱歩「そ、改めて宜しく新人ちゃん」
『アドバイス、感謝します、
宜しく御願いします、江戸川さん、』
乱歩「乱歩でいいよー」
『わかりました、』
ふと目の前に差し出されたのは……棒付き飴…？
乱歩「これあげるから、もう泣き止みな。」
そう言われて初めて、
今自分が泣いているのだと気がついた。
ポートマフィアではただの構成員に過ぎず、
利用され続けていた、だから、
人の温かさなんて私は知らなかった。
ここに来てから、人の温かさに触れて、
嗚呼、私の居場所は此処なのだと思った。
そう思ったら涙が止まらなくなった。
私は確信した。この人達は、
ポートマフィアのように私を扱き使ったりなんてしないと
今日は泣きっぱなしだ、
与謝野さんにハンカチを渡され、
乱歩さんから優しい言葉を貰い、
また涙があふれる。
2人とも私が泣き止むのを待っていてくれた。
『すみません…もう、大丈夫です、』
与謝野「そうかい、」
与謝野さんは ぽん、と頭を撫でてくれた。
？「与謝野、出張先で拾った
どこか聞き覚えのある声だと思い、振り向くと
『ふ、福沢さん…！？』
福沢「！…貴君は森医師の…」
彼、福沢さんとは面識がある。
首領とは旧友であり、敵である。
昔、まだ首領の席に座る前の森さんが
町医者だった頃、私はあまりにも兄が私を嫌う為
よく診療所にいた。
ある日診療所に来ていた時に現れたのが福沢さんだ。
与謝野「社長、知り合いかい？」
福沢「嗚呼、探偵社設立前に幾度顔を合わせていた。」
乱歩「まぁ僕は知ってたけど。」
乱歩さんはドヤ顔で言った後、
私が何故此処に居るか経緯を福沢さんに話した。
すると
福沢「確認させてもらう、
貴君はポートマフィアを追放され、兄と縁を切りたいと
そういう事で間違いないな、」
『はい、間違いありません、』
福沢「足は感覚もないのか？」
『あるはあるんですが、少しだけです、』
福沢「そうか、」
((文字関係で次に行きます))
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (3月25日 0時) (
レス) @page26 id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
ボンクラMONKEY ﾋﾟｰﾔの人(プロフ) - めっちゃ面白かった……太宰兄妹、良かったね。 (2022年9月14日 20時) (レス) @page26 id: 7a2b040506 (このIDを非表示/違反報告)
えった(プロフ) - お疲れ様でした!楽しく読ませていただきました。ありがとうございました!m(_ _)m (2020年3月25日 21時) (レス) id: df49f1b8c8 (このIDを非表示/違反報告)
ミレー - 今回も楽しく読めましたσ(o・ω・o) 此れからも頑張って下さいσ(o・ω・o) (2020年1月12日 18時) (携帯から) (レス) id: a496965e6a (このIDを非表示/違反報告)
有原霊花(プロフ) - 久々の投稿！！！ (2020年1月9日 16時) (レス) id: de42e9fdeb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鳳舞 | 作成日時：2019年7月10日 9時
