【黒○】僕は元からお前らキセキが大ッ嫌いだよ！【裏切り】

さぁ、これが本当の終わり。 ページ46

今日の僕は、違う


何が違うって？




全てだよ！！









ふふん♪




今日で、マジで、全て、終わりにする。


すでに終わってるけどね




けど、何かが足りない









そう！


そこで僕は考えたんだよ。考えて考えて導き出したのは！！









.








.








と、いうより気がついたんだよ




アイツ等の答えを僕は聞いていない


だから僕は聞きに行く。




放課後まで待てない


手続きも終わってる。




なら、









今日の昼聞こうではないか！


ということで、









-お昼-←




僕はキセキを屋上に呼んだ。









桃井「どうしたの？Aちゃん？」




黄瀬「あれだけじゃ物足りないスか？」









耐えろ


耐えるんだ！




今日で、本当に最後なんだから！！




よしっ









『一つ、聞くけど』









僕は敢えて言葉を区切る




鼓動は徐々に速くなる、これは…、









『楽しかったか？』









これは、何…？




キセキの皆は驚いた顔をしている


そりゃーそうだよな、今更昔の事言われてもね









『罪のない人間をイジメて、楽しかったかい？』









ああ、まただ


また、僕の心が騒いでる。









『どうなんだよ！キセキィ！！』









どうして、こんなにも痛いの…？


僕は…、嫌いだった筈なのに…、









赤司「…っ、僕は…僕達は…！」









…聞いてしまってるいいのだろうか


ここまで言っておきながら、何故か躊躇ってしまう




もし答えが“楽しかった”だったら？




もし、そうだとしたら…今の僕は笑っていられるのだろうか




キセキが嫌いで始めた僕のシナリオ









.








.








―――間違っていたのかな。









赤司達の答えは“わからない”だった。




最後なのに、こんな曖昧で終わり？


笑っちまうな









.








僕は、校門へ向かった


頬に涙痕を残し、




あの、









.








.








.








「無冠の五将」がいる中学へ―――。

感謝→←ある2人と、とある1人。

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