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ある2人と、とある1人。 ページ45

ある2人が、ある人達の目を盗み屋上にいた。









紫原「緑ちん…俺、Aちんに謝りたい」




緑間「誤ったところで追い返されるだけなのだよ…」




紫原「けどっ、俺達のせいじゃん…」









この2人には、誰にも言えないことがあった。


自分達のせいで悲しませてしまった




自分達のせいで、Aを泣かせてしまった。









その罪悪感が今、2人にある。




謝っても許されない“真実”がある。









.








.








『お二人は、ここで何をしているんです?』




2人「!?」









声がした方を2人は見る




そこには、扉に寄りかかり、腕を組みながら呆れた顔で2人を見ていた。


Aの表情は、とても冷徹だった。









『で、何をしているんですか?』




紫原「相談、してた」




『相談?
お悩み事ですか?お珍しいですね』









クスッと笑うA。


だが、目は笑っていなかった









緑間「…A」




『気安く、呼ばねーでくれます?』




緑間「っ、虹村」




『僕は黒羽ですけどぉ』




緑間「すまなかった!黒羽!」




紫原「俺達のせいで、猫、死なせちゃったから」









深く、深く、2人は頭を下げる


涙を堪えながら、静かに次の言葉を待った。









『……はぁ。

いー加減、頭上げやがれです』









呆れた声、呆れた顔。


そして次の言葉で2人は…、









『知っていましたよ。』




紫原「えっ?」




『けど、貴方方が悪い…訳ではありません

元々、誰かが屋上に入って来た時に、猫は落ちる仕組みでした。




貴方達、2人はただ屋上に呼ばれただけでしょう


ですので、貴方達2人が悪い訳ではない。




これで解決。

2人は猫を殺してはいないんです。』









Aが説明すると、2人の目から一層、涙が出て来る。


安心したようだ。









そうしてAは静かに屋上を出た。









.








.








『安心したよ

ちゃんと罪悪感というものを持っていてくれた』

さぁ、これが本当の終わり。→←美玖・美沙との出会い。



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設定タグ:黒子のバスケ , 虹村 , 裏切り   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - パスワードがわからなくて、続編見れません (2017年1月27日 13時) (レス) id: a79e476b56 (このIDを非表示/違反報告)
花月 - めっちゃ面白い!凄いっすね! (2016年8月30日 18時) (レス) id: e818a9e9cf (このIDを非表示/違反報告)
野良猫ちゃん(プロフ) - 綾乃さん» 随時解禁します!少しだけ待っていてください! (2016年2月10日 1時) (レス) id: ef89fa0b65 (このIDを非表示/違反報告)
野良猫ちゃん(プロフ) - ナッツさん» そ、そうですか‥‥ご指名有難うございます。分かりやすくしてみますね! (2016年2月10日 1時) (レス) id: ef89fa0b65 (このIDを非表示/違反報告)
綾乃(プロフ) - 続篇のパスワードってなんですか? (2016年2月7日 10時) (レス) id: f323d1774a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:†Diva† | 作成日時:2014年9月28日 23時

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