幼魚と逆罰２ ページ21
「私が高専で学び気づいたことは、呪術師はクソということです。」
フーっと息を吐きながら言うナナミン。
虎杖くんをちらりと見ると案の定ん？急に...え、クソ？と困惑していた。かわいいなぁ
「そして一般企業で働いて気づいたことは、労働はクソということです。」
「そうなの！？」
「結局クソ…」
「千桐さんの言う通り、同じクソならより適正のある方を。出戻った理由なんて、そんなものです」
虎杖くんと五条先生は顔を突合せてコソコソと。
「暗いねぇ」
「ねぇ」
「はは…」
そんな二人を意に介さずナナミンは続ける。
「虎杖君。私と五条さんが同じ考えとは思わないでください。私はこの人を信用しているし信頼しています」
五条先生はドヤ顔でこっちを見てくる。
後輩にそう言われたら嬉しいのは最近よくわかるから何も言えねぇ…確かにドヤ顔したくなる…！！
「でも尊敬はしてません。」
「あ"ぁ"ん！？」
五条先生、口調が…いや口調っていうのか？なんでもいいけどちょっとブレたの可愛いよね。まあ全部可愛いんですがね。
「上のやり口は嫌いですが、私はあくまで規定側です。話が長くなりましたね」
ナナミンはそこでまた一息置くとジッと虎杖くんを見つめて言った。ゴクリと虎杖くんは汗を少しかいてナナミンを見つめる。
「要するに、私もアナタを術師と認めない。」
「...！」
「宿儺という爆弾を抱えていても、己は有用であると、そう示すことに尽力してください。」
厳しい言葉ではある。
けどそれはナナミンなりの期待みたいなものだ。それと宿儺の器としてではなく、虎杖くん個人の評価。
それをなんとなく感じたのか虎杖くんはナナミンの顔を真っ直ぐ見る。
「…俺が弱くて使えないことなんて、ここ最近嫌という程ほど思い知らされてる」
「でも、俺は強くなるよ。強くなきゃ死に方さえ選べねぇからな」
「言われなくても、認めさせてやっからさ。もうちょい待っててよ」
と、かっこよく言い終えたのだが
「いえ、それは私ではなく上に言ってください。ぶっちゃけ私はどうでもいい」
「あ、ハイ」
あまり響くことは無かったようだ。
世の中無情…少年よ学ぶが良いということか。
「そうだ、ついつい虎杖くん中心に話してしまいましたが千桐さん貴女の事は五条さんからよく聞いていますよ」
「えっ！？」
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蘆花(プロフ) - MR サナリアさん» 癒しになりましたか！良かったです！！全然今リクエストは受付中なのであったらお待ちしてますね！いつもコメント嬉しいです！ (5月4日 12時) (
レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - すずかさん» ご期待に添えたみたいで良かったです〜！私も書いててめちゃくちゃ癒されました…！ありがたいリクエストでマジでありがとうです(？) (5月4日 12時) (レス) @page46 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - ページ46.癒しをありがとう… (5月4日 11時) (レス) @page46 id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
すずか(プロフ) - ぬわぁぁぁ可愛い！！！😇リクエストこたえてくれてありがとうございます！！ (5月4日 9時) (レス) @page46 id: b61b0297d7 (このIDを非表示/違反報告)
蘆花(プロフ) - すずかさん» 初コメありがとうございます！何それ可愛い…癒される…！本編と比べると平和すぎ〜…！ (5月3日 17時) (レス) id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘆花 | 作成日時：2024年4月14日 22時
