気象系の女王系紅一点お嬢様《過去編》 (ページ25)

今日:16 hit、昨日:21 hit、合計:22,763 hit

◇2004年ページ25

.

.

そして、私達に新たな仕事が舞い込んできた。

それは24時間テレビのメインパーソナリティという大役。

様々な思いを胸に、仕事へと取り組んだ。

＊＊＊＊

「最高の仲間であるメンバーへ、相葉さんから伝えたい思いがあるそうです。」

思いがけないアナウンサーの言葉に、メンバーと顔を見合わせる。
やけに緊張した様なマサが、アナウンサーの声に比例して移動した。

「聞いてない聞いてない」

松「真面目なやつですか？」

相「真面目なやつです！」

相「嵐のみんなへ。嵐に対する僕の気持ちを書いてみました。」

少し幼げの残る、高めの声が会場に響く。

相「デビューして、5年が経つね…本当に、色々な事が沢山あったよね…、辛い時、苦しい時、楽しい時……いつも一緒にいたよね。

最近は、一人一人でも仕事させて貰えるようになってきて、皆の仕事を見てると本当に刺激を受けるし最高に嬉しいんだよね。

僕にとって、『嵐』は良い仲間であり、本当に良いライバルです。」

潤の目が、涙で潤む。隣にいるさとの目にも、雫が浮かんでいた。

相「…ただ、僕には今思い出しても皆に迷惑を掛けて、申し訳なかったと思うことがあります。

僕が、肺気胸で入院した時、あの数日間はメンバーのことが頭から離れませんでした。

僕が行かなきゃいけなかった仕事も、他のメンバーに行ってもらったり…」