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◇◆◇◆◇◆
「あの飛行機かな？」
「うん、多分ね……」
「アメリカ行きだからそうなんじゃない？」
「一之瀬ーーッ！！また一緒にサッカーやろうぜっ！」
「 ――――うん！やろう！ 」
円堂の声に返事が来たことに皆はビックリしながら発生源へ振り返る。そこには飛行機に乗ったはずの一之瀬が立っていた。
「あんなに胸がワクワクしたのは初めてだ！だから帰るに帰れない……！もう少しここにいる！」
「えっ、おい！」
一之瀬は飛行機の券を取り出し、ビリビリに破いた。
「オレ、1つの事に熱く燃えるみんなとサッカーがしたい！円堂達と一緒に、サッカーがしたいんだ！」
「雷門に来てくれるのか！？」
「うんっ、よろしく！」
一之瀬の手と円堂の手にみんなが手を重ねていく。
「それに……」
「「「？」」」
「 ――― 気になる娘 もいるしね。」
「「「！？！？」」」
そう言いながら、Aの両手を取りギュッと握る一之瀬。
握られたAはキョトンとするが、その近くでは皆がギョッとした顔をしていた。
ある者は、黒いオーラを撒き散らしていたが。
.
◇ みんなとサッカーがしたい ページ37
.
「「「やったああああ！！」」」
成功した事に円堂達は喜びの声を上げながら抱き合う。
「出来た！出来たよ一之瀬！」
「ああ！やったな円堂っ！ありがとう、土門！」
「どうよ…！」
「うん…、！みんな素敵よ！」
「「「素敵です！！」」」
その声に円堂が疑問の声を上げると、一年達が抱きついていた。どうやら一年達は、三人が交差した時咄嗟に秋の前に立ち守ろうとしたらしい。
その事に円堂は嬉しそうに笑みを浮かべる。
「お前達〜！嬉しいことしてしてくれるぜっ！」
「万が一に備えてたのは、俺たちだけじゃないでやんス！」
その言葉に円堂が「えっ？」と声を上げ、栗松の指さす方向へ目を向けると、見ていたメンバー達が担架や救急箱を持って待機していた。
秋が提案した後、Aがみんなに呼びかけ準備をしていたのだ。円堂は、さらに顔を輝かせた。
「秋、このチームは最高だよっ！」
「うん！」
「円堂！キミ達に出会えて、本当に良かったよ！」
「一之瀬…！」
そして、一之瀬は最後に皆に太陽のような笑顔を向けてアメリカへ飛び立って行った。
「あの飛行機かな？」
「うん、多分ね……」
「アメリカ行きだからそうなんじゃない？」
「一之瀬ーーッ！！また一緒にサッカーやろうぜっ！」
「 ――――うん！やろう！ 」
円堂の声に返事が来たことに皆はビックリしながら発生源へ振り返る。そこには飛行機に乗ったはずの一之瀬が立っていた。
「あんなに胸がワクワクしたのは初めてだ！だから帰るに帰れない……！もう少しここにいる！」
「えっ、おい！」
一之瀬は飛行機の券を取り出し、ビリビリに破いた。
「オレ、1つの事に熱く燃えるみんなとサッカーがしたい！円堂達と一緒に、サッカーがしたいんだ！」
「雷門に来てくれるのか！？」
「うんっ、よろしく！」
一之瀬の手と円堂の手にみんなが手を重ねていく。
「それに……」
「「「？」」」
「 ――― 気になる
「「「！？！？」」」
そう言いながら、Aの両手を取りギュッと握る一之瀬。
握られたAはキョトンとするが、その近くでは皆がギョッとした顔をしていた。
ある者は、黒いオーラを撒き散らしていたが。
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作者名：ちきんたつた | 作成日時：2024年1月3日 22時
