音の波紋を、雷へ。第三章【イナズマイレブン】 (ページ25)

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◇ 影山零治のやり方ページ25

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「総帥！！これが貴方のやり方ですかッ！！！」

鬼道は総帥室に入り、影山に向かって吠える。
その後ろに、円堂と響木、そして帝国の源田と寺門も来ていた。

そして鬼道は語る。
影山の言っていた「点に唾すれば自分にかかる」という言葉がヒントになったと。

「貴方にしては軽率でしたね。…」

「言ってる意味が分からんな、私が細工したと言う証拠はあるのかね？」

「 ──────── あるぜ！」

影山の言葉に答えるように声が響き、机に投げられたのは袋に入ったボルト。
掛けられたのは警察の鬼瓦の声だった。

鬼瓦が無線に声を掛けると、天井のボルトが緩められているとの事。そしてそれが明らかに人の手によってやられたものだと。

そして警察が連れてきた作業員が影山に指示されたと白状したらしい。

それを聞いていた鬼道は、真剣な表情で影山に声かける。

「俺はもう貴方の指示では戦いません。」

「俺達も、鬼道と同じ意見です！！」

「お前達…」

鬼道を慕っているからこその判断なのだろう。源田の声に、鬼道は思わず声を漏らす。
その言葉を聞いていた影山は、口角を上げながら返した。

「勝手にするがいい、私にもお前達など最早必要ない。」

「影山零治！一緒に来てもらおうか…、お前には聞きたいことが山ほどある。四十年分洗いざらい吐いてもらうぜ。」

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