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萩原said






違う。


そんなことない。









萩「それは違うよ。Aさん。



お父さんもお母さんも、チケット貰った時、すごく嬉しかったと思うよ。


確かに、ご両親は旅行の途中に事故にあった。
でも、それはAさんのせいじゃない。


自分の子にプレゼントされて、例えそれがどんな結果を招いても、我が子を恨む親なんていない。


Aさんの気持ちは十分に伝わったんじゃないかな。
2人はきっと、Aさんに感謝してると思うよ。



だから、自分を責めないで。」









俺がそこまで言うと、Aさんは涙を流した。






ずっと自分を責めて、恨んで、苦しんできた。






でも、もうひとりじゃないから。



俺がいるから。








だから_____









もう自分を傷つけないで。









__________________
__________






Aさんが落ち着いて、俺たちは日用品の買い物に出ることにした。







俺は見たことの無い世界にキョロキョロと見渡してしまう。



俺がいたところよりも技術が進んでいる…。






今日は休日だからだろうか。ショッピングモールは賑わっていた。




最初に入ったのは服屋。GUというらしい。


なんでも、安いし、品が良くて学生の味方なんだとか。





俺たちは店内を歩き回っているのだが…。






萩「Aさん、ちっと、買いすぎじゃない?こんなに買ってもらっちゃ、さすがに悪いよ。」


主「気にしないでください!私、男性をコーディネートするの、夢だったんです!」






目をキラキラとして俺を見上げるAさんに申し訳なくも、黙ってついて行くしか無かった。








言うだけあって、Aさんのセンスはすごく好みだった。



今どきの韓流ファッションや、レトロなものまで、普段チャラチャラとした服が多かった俺にはなんか新鮮で。楽しかった。








服屋を出るともうお昼の時間を回っていた。








主「またもや学生の味方!サイ〇リア!」

萩「イタリアンか。いいねぇ!」







店に入り、俺達は小さなテーブル席に案内された。

Aさんはミラノ風ドリア。これが好きで、来た時はいつもこれを頼んでいるらしい。


俺はおすすめされた、カルボナーラを頼んだ。







主「いただきます。」

萩「いただきます。」






本当にちゃんとしてるよな。Aさんは。

わざわざ手を合わせて、いただきます、なんて。





2人でもんもんと食べていると、やたらと視線を感じた。

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asuka(プロフ) - 花音さん» ありがとうございます!少しづつになりますが頑張ります! (2021年2月10日 19時) (レス) id: 5d4558c5fd (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;`Д´)これからも応援してます(^○^) (2021年2月10日 12時) (レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
asuka(プロフ) - ra -ra さん» ありがとうございます!頑張ります! (2021年2月7日 14時) (レス) id: 5d4558c5fd (このIDを非表示/違反報告)
ra -ra - ゆっくりで良いです!楽しみにしてますね! (2021年2月2日 17時) (レス) id: 4001d860f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:asuka | 作成日時:2021年1月18日 11時

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