打ち上げ〔JM〕 ページ22
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Aちゃんの元彼は、ものすごく正直な人。
Aちゃんのことが今も好きだって言葉にしなくても、態度で示してくる。
Aちゃんの為に作られたラブソングは、甘い歌詞にたくさんの愛が込められた素敵な歌だった。隣で涙を流すAちゃんは、それをどんな想いで聴いていたのだろうか？
打ち上げにまで付き合わされて、ユンギさんがAちゃんのことを好きだと耳にタコができるほど聞かされている気分だった。ずっとAちゃんばかりを見つめて、他の女の子達には塩対応なくせにAちゃんにだけ笑いかける。分かりやすい。
Aちゃんは、俺のことが好きなのに
ユンギさんの想ってる人は俺のことを好きなんだという優越感に浸っているからいけないんだ。何があってもAちゃんは俺だけを見ているなんてあるわけないのに…。
「飲みすぎじゃない？ユンギこれ飲んで」
Aちゃんが、心配そうに俺を見つめてる。そして俺のワインの入ったグラスをユンギさんの方へとそっと渡す。
お酒は好きだし、飲める方だ。今日は、飲んでも飲んでも酔えなくて目の前のユンギさんに飲むペースを乱される。ユンギさんは、顔色一つ変えないで飲み続けるから悔しくて、勝負じゃないのに負けたくないの一心でグラスを空けていた。ユンギさんの目の前に置かれた俺のワイングラスを手に取り一気に流し込む。
「トイレ行ってくる」
Aちゃんとユンギさんを二人にしたくなくて、ずっと我慢してたけど、もう限界だった。立ち上がると、一気に酔いが回って視界が歪んだ。トイレを済ませ、少し酔いを覚まそうと外の風に当たろうとふらつく足取りで店の外に出た。
秋の夜の空気は冷たくて火照った体にはちょうどいい。体内のアルコールを抜こうと大きく深呼吸をした。目を瞑ると世界がぐるぐると回っている。
「ねぇ、お兄さん何してんの？」
そんな時、女の人に声をかけられた。その人も相当酔っ払ってるんだろう。俺の前にやってきて俺の顔をジロジロ見るとニヤッと笑って俺の頬に手を添えるとぶちゅーっと唇を合わせてきた。
酔ってるからだろうか、思考がうまく働かない。
抵抗もせずやられるまま唇を合わせていれば
「最低… 」
聞こえてきた声に、ハッと我に返って女の肩を押し離れると、Aちゃんが今にも泣きそうな顔をして俺を睨んでいる。
「違うんだって」
何が違うんだろ？見たこと全てが現実なのに。
何してんだ俺。
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ピノ子(プロフ) - 名無し41903号さん» 遂に結婚しちゃいました(bﾟv`*)最後まで読んでいただきありがとうございます♡番外編もちょこちょこ書いていくのでぜひよろしくお願いします！コメント嬉しかったです♡ありがとうございます♡ (2022年2月16日 9時) (
レス) id: 62d1221d7f (このIDを非表示/違反報告)
名無し41903号(プロフ) - わあああ！遂に推しと結婚できちゃったなんてニヤニヤしちゃいました！お疲れ様です！寝る前によく読ませていただいてますのでこれからもよろしくお願いします₍ᐢ. ̫ .ᐢ₎ (2022年2月16日 2時) (レス) @page36 id: 23d1a85d87 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ子(プロフ) - たかみさん» たかみさん、嬉しいコメントありがとうございます♡最後まで書けるよう更新頑張ります！ (2022年2月3日 10時) (レス) id: 62d1221d7f (このIDを非表示/違反報告)
たかみ(プロフ) - とても面白かったです！切なすぎて胸がきゅーんとなりました。楽しみにしてます！ (2022年2月2日 17時) (レス) @page11 id: 1bef4440db (このIDを非表示/違反報告)
ピノ子(プロフ) - keiさん» keiさん、嬉しいお言葉ありがとうございます♡歴代のということは全部読んでくれてるんですね（ ; ; ）なんとか最後まで書けるように頑張ります！ (2022年2月2日 16時) (レス) id: 62d1221d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピノ子
| 作成日時：2022年1月29日 21時
